愛知県美術館は名古屋の栄にあるオアシス21に隣接する美術館です。
特に近現代の美術を楽しむことができます。
この記事では愛知県美術館をご紹介します。
愛知県美術館の見どころと作品紹介-愛知県美術館 東京
愛知県美術館は名古屋の地下鉄栄駅にあるオアシス21に隣接する美術館。交通の便が良く、特別展の実施も多いのが魅力の美術館です。
美術館が所有する美術品も素晴らしく、代表作はトップ画のクリムトの絵画。
とても印象的な絵画は『人生は戦いなり(黄金の騎士)』という作品。
この記事では、素晴らしい展示会や常設展が魅力の愛知県美術館をご紹介していきます。
常設展の展示
常設展にはモネ、マティスなど、日本でも人気の画家の作品を鑑賞することができます。
こちらの絵はムンクが描いた『イプセンの「幽霊」』。ムンクは『叫び』で有名なノルウェーの画家。
そのムンクが描いたのがノルウェーの劇作家イプセンの三幕戯曲『幽霊』です。
『幽霊』は、虚偽の結婚生活を続ければ、いかなる非惨な結果が生じるかをえぐった作品で、怖いお話を絵画化した作品です。
こちらはマックス・エルンストの『ポーランドの騎士』。
マックス・エルンストは、20世紀のドイツ人画家・彫刻家。 シュルレアリスムの代表的な画家の1人です。
愛知県美術館には絵画の他にこのような面白い作品も多く展示されているので、楽しく美術品を見学できるかなと思います。
新聞の展示もあって面白かったです。
この記事ではアポロ13号の記事。
ミロ展-特別展
今回愛知県美術館を訪れた時にはミロ展が開催されていました。
ミロはシュルレアリスムの画家。
ミロの「記号こそ、魔術的な感覚を引き起こす」という言葉に表されているように、ミロの作品にはイメージを単純化した表現が随所に見られます。
彼は現実のものだけでなく、頭の中にあるイメージや夢の中の出来事なども作品化しており、その独特な作風が人々を魅了しました。
ミロは日本からの影響も強く受けた画家。
例えばこの絵では右端に日本の絵が描かれています。
ミロの絵画に描かれていた絵が今回の展示会では隣に展示されているなど、随所に面白い工夫がされていてとても印象的でした。
「絵と詩を区別しない」という言葉が表す通り、ミロは書も絵も根底は同じという中国や日本の伝統的な考え方に共感していました。
ミロの絵のにも文字が登場したり、文字を記号として絵画化したりと、随所に文字の芸術性を感じることができます。
ジャポニズムの影響も、文字や記号を海外に取り入れた作風もどちらもを堪能できる素晴らしい絵画展でした。
終わりに
この記事では、愛知県美術館の作品や魅力をご紹介しました。
愛知県美術館は常設展こそそこまでの規模ではないのですが、良い作品がそろっており、特別展も素晴らしい展示会が多いのでお勧めの美術館です。
名古屋で美術館に行ってみたいという場合は是非一度愛知県美術館を訪問なさってみてください。
※絵画を学ぶ本のおすすめはこちら