海外駐在員としてこれまで4年間働いてきましたが、色々な理由で外資系企業に転職することとなりました。
この記事では海外駐在から外資系に転職することに決めた理由や外資系のメリット・デメリットをご紹介します。
- 海外駐在員が外資系企業に転職した理由
- 海外転勤の可能性が低い
- 駐在中のような小さな組織で働ける
- 外資系は給料が高い
- ライフワークバランスを重視
- 外資系転職でデメリットとなる部分
- 外資系転職におすすめなエージェント
- 終わりに
海外駐在員が外資系企業に転職した理由
海外駐在員として生活していてあることをきっかけに転職することにしたのですが、数ある候補の中から外資系企業に転職することに決めました。
外資系企業にした理由は、海外転勤の可能性が低い、駐在中のような小さな組織で働ける、お給料がいい、ライフワークバランスを重視しやすいという4つ。
様々な選択肢がある中で外資系企業を選んだ理由について詳しくご紹介していきます。
海外転勤の可能性が低い
外資系企業に決めた理由として、海外転勤の可能性が低いことが挙げられます。
もともと転職理由が「海外の単身赴任が大変だから」という理由だったこともあり、転職活動ではできる限り転勤が少ない企業がメインでした。
転勤が少ない企業という条件で転職活動をした場合、日本企業への転職は難しく、求人があってもエリア採用で給与が下がってしまいます。
外資系企業の場合、国内に海外のサービスや商品を展開する形となるため、フィールドが日本国内となり、国内拠点が多くない企業であれば国内転勤の可能性も低くなります。
その部分が非常に魅力的に感じられて、海外駐在員から外資系企業への転勤を考えるきっかけとなりました。
駐在中のような小さな組織で働ける
日本に進出している外資系企業は比較的規模が大きい企業が多いです。
日本の大企業で働く場合、日本国内に何千人もの社員がおり、職場の規模も大きくなってしまいます。
私は海外駐在で小さな組織で働く面白さを経験したため、転職後もできるだけ小さな職場で働ける企業を希望していました。
そんな中で外資系であれば大企業の安定感もありながら小さな組織で働くことができるため、興味を持ちました。
また、海外に本社をもつ企業の出先機関となるため、これまで働いてきた海外駐在先のオフィスのような雰囲気で働けるのも魅力に感じました。海外駐在も同じように日本企業が海外にもつ出先機関なので、その点で職場の雰囲気も似た感じでより開けたコミュニケーションができるのではないかなと考えました。
外資系は給料が高い
転職するならもちろんお給料も大切。低いよりは高いほうがずっと良いです。
海外駐在員の給料は日本で働いていた時よりも大きくなることが多いため、日本で転職先を探すとなると給料がダウンする可能性が高いです。
そんな中、海外駐在経験を認めてもらいつつお給料も下がり幅もできるだけ小さくなる転職先を探したところ、外資系企業に条件が合う企業が多くありました。
私は東京ではなく地方での転職を希望していたこともあり、求人数も限られていたのですが、日本企業で駐在中のような待遇が期待できる企業とめぐり合うのは至難の業でした。特に30代前半の場合、海外でマネジメント業務を行っていたとしても、転職先では一担当者として雇用されることが多いため、給料は低めに抑えられてしまいます。
そんな中で駐在中よ同水準とまでは行かなくても、それに近いお給料を提示してくれる外資系企業が転職先の候補に並びました。
ライフワークバランスを重視
日本企業でも最近はワークライフバランスが重視されてきていますが、外資系企業の取り組みは本国並みとなるところも多く、ワークライフバランスが実現しやすい環境の場合が多いです。
休日数が多かったり、有給がとりやすかったりと、仕事もプライベートも重視したいという場合は特にヨーロッパ系の企業を選ぶといいかなと思います。
もちろん実力主義という側面もあるため、仕事の質については厳しく評価されることとなりますが、ライフあってのワークだと思うので、家族との時間をしっかりとりながらモチベーションを上げて働ける環境が見つけやすいというのも外資系の特色かなと思います。
外資系転職でデメリットとなる部分
外資系転職はメリットが多いのですが、もちろんデメリットもあります。
デメリットの中でも特に考慮すべき点は、本社での出世が難しいという部分です。
外資系企業というのは海外に本社がある企業の出先機関での応募、つまり現地職員としての採用ですから、当然キャリアパスは限られます。
日本企業では支社や海外子会社などに一時的に配属される可能性はありますが、それであっても皆一様に本社での出世を目指して働くことができます。
一方で外資系では本社での出世は本国社員のキャリアパスであり、日本人が日本で採用された場合、良くて日本支社長が最大の出世コースとなります。
そのため、バリバリ働いて社内での出世を目指したいという場合には、外資系就職というのは一度立ち止まって考えたほうがいいかなと思います。
外資系転職におすすめなエージェント
外資系への転職を考えた時に始めに行うことが転職サイトと転職エージェントの登録です。
転職サイト・エージェントにはそれぞれ強みや専門分野があり、登録する企業を間違えると紹介された企業と自分の経歴や希望とのミスマッチが起こってしまい、上手く転職活動を進められなくなる可能性があります。
外資系を目指すという場合に利用したいエージェントが「外資系に強いエージェント」です。外資系への転職におすすめな転職サイトと転職エージェントは、
・doda
・en world
・JACリクルートメント
・アクシスコンサルティング
・リクルートエージェント
・パソナキャリア
という6つ。
それぞれの特徴については下の記事で詳しくご説明していますのでご参照ください。
※外資系転職におすすめなエージェントはこちら
終わりに
この企業では、海外駐在員から外資系への転職を決めた理由をご紹介しました。
外資系転職には、海外転勤の可能性が低い、駐在中のような小さな組織で働ける、お給料がいい、ライフワークバランスを重視しやすいという4つのメリットがあります。
一方でキャリアパスが限られるという部分は外資系のデメリットです。
外資系に転職を考えているという場合は、メリットとデメリットの両方を検討しながらい志決定していくのが大切です。
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