すみくにぼちぼち日記

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会社を退職 海外駐在を辞めた理由について

新卒で入社した会社を退職し帰国することとなりました。
この記事では、海外駐在という仕事を辞めることとなった理由や海外駐在について考えたことをご紹介します。

 

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海外駐在を退職-海外駐在を辞めた理由について

これまで海外営業員として新卒から9年間海外に携わる仕事を行っていました。後半の4年間は海外駐在員として仕事を行っていましたが、先日退職することとなりました。

理由は、「単身赴任ではなく日本に帰って家族と暮らしたいから」です。
海外駐在という働き方はやりがいもあり金銭的なメリットも有るのですが、家族帯同ではなく単身赴任で海外にとどまる働き方は難しいものがありました。

 

海外駐在に区切りをつけた理由と今後

海外駐在生活に区切りをつけた理由は単身赴任に限界を感じたから。

駐在生活4年を終えて5年目に入っていたのですが、そのうち家族と過ごすことができたのは半年ほど。コロナがあったり、家族の生活スタイルも変わっていく中で、家族帯同という働き方が非常に難しいということで、単身赴任をしていました。

単身赴任であっても毎年何回か帰国できたら良かったのですが、会社の制度の問題やコロナもあり、家族と年に一度会えるか会えないかという生活は、仕事のために人生を無駄にしている気がしていました。そのため、仕事のキリもついたタイミングで会社を辞職して帰国することにしました。

また、帰国の理由はもう一つあって、それは駐在していては挑戦できないことに日本で挑戦したくなったということです。

海外にいると挑戦できることが限られてしまい、仕事以外での目標を作って日々取り組むということが難しかったりします。

私も駐在中は土曜日にカフェで勉強して新しいことに取り組んでいましたが、それでもいつ赴任地から移動になるか分からない不安定な働き方では、目標を絞って取り組むのに限界を感じていました。

やはり、しっかりとした目標に向かって取り組むためには、日本に住むのが一番ですし、日本で腰をすえて新しいことに挑戦したい気持ちも大きくなりました。

家族と住むこと、新しいことに挑戦することの2つが今回退職を決意した理由です。


仕事内容に不満はなくやりがいもあった 

離職するときには、仕事のやりがいの部分や職場環境の部分で不満を感じて離職するということもあると思いますが、私の場合は駐在中の職場環境は非常によく、仕事の内容にもやりがいを感じていました。

特に海外駐在では自分の考えたことをそのまま実現できる裁量の大きさや、日本では携われる機会が限られるマネジメント業務など、日本にいたときには考えられなかったくらいやりがいのある仕事に関わることができました。

その点で、離職するかどうか迷った時期もありましたが、最終的に退職という形で一度区切りをつけることにしました。

 

金銭面でもメリットを感じていた

海外駐在の仕事はやりがいの部分だけでなく、金銭面でもメリットを感じられる仕事です。

日本よりお給料が上がる会社もありますし、先進国への赴任でなければ生活費を抑えることもできます。

また、住まいを会社が借り上げてくれたり、車が貸与されるなど、多くのメリットがあります。

金銭的なメリットにおいては日本に帰るよりも何倍も充実している働き方ではあるのですが、そのメリットと比べてもやはり単身赴任で働くという辛さのほうが大きかったと感じています。

 

※海外駐在中の給料についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com


働き方の多様化と海外駐在

今回単身赴任という働き方が離職を決意するきっかけとなり、決定打ともなったのですが、個人的には海外駐在という働き方を一度見直したほうが良いかなと感じています。

一昔前は駐在すると家が建つとも言われ、配偶者が結婚後は家庭に入るということが比較的一般的だったため、駐在へは家族帯同で行きやすかったと思うのですが、時代が下るにつれて配偶者のキャリアについての考え方も変化していき、現在は共働きが普通の時代です。そんな時代の中で、何年も海外駐在先にとどまることとなったり、海外を転々とするという働き方は少し時代とあっていないのかなと思います。

もちろんずっと海外にいたいという方もいらっしゃるとは思うのですが、私は海外駐在はそんなに長くするものではないと感じていますし、家族と暮らすことを諦めてまで海外のキャリアを追うというのも、短い人生の中で必ずしも正解ではないと、実際に駐在して強く感じました。

駐在自体が悪とは思いませんが、家族がいる場合には家族と離れ離れにならない方法や制度の充実、単身赴任する必要がある場合には一時帰国の頻度を増やすなど、家庭を犠牲にしない働き方がより多くの企業で検討されると良いなと思います。


今後について

会社を退職して帰国の途に着いたのですが、今後は日本で働くことにしました。
幸いにもZOOMなどのWEB会議システムの普及に拠って、海外にいながら日本の企業への転職活動もできるようになりました。

私の場合、海外駐在中に駐在先で転職活動を行い、全てWEB会議システムを通して選考を行っていただくことができました。

もし今海外駐在していて退職や転職を希望しているという場合には、是非一度転職エージェントの方に相談なさってみてください。

とても親切にキャリアについて一緒に考えてくださいますし、新しい選択肢を増やすという意味でも、面談は意味の有るものになると思います。

 

※海外駐在中の転職活動についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com


終わりに

この記事では、新卒から働いていた会社を退職して、海外駐在員という働きに区切りをつけたことについてご紹介しました。

海外駐在はやりがいや金銭面でのメリットが有る一方で、配偶者のキャリア、子どもの就学や言葉の問題など、企業側が検討すべき課題も多い働き方です。

ワークライフバランスを考える中で、様々な選択肢を検討することとなると思いますが、もし海外駐在という働き方に違和感を感じてるという方がいらっしゃるのであれば、一度立ち止まって検討してみるというのも一つの方法かなと思います。

人生は一度きりですので、何か思うところがあれば悔いの無い選択ができると良いなと思います。

 

※駐在員のやりがいはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

※駐在員の大変なところはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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