海外駐在中に転職活動をする場合には転職エージェントに登録するのがおすすめです。
この記事では、海外駐在員に特におすすめなエージェントをご紹介します。
- 海外駐在中の転職におすすめな転職エージェントとは-実際に利用した感想
- 転職サイトやエージェントに登録
- 海外での転職活動におすすめなエージェント
- 海外では利用できないエージェント
- 迷っている場合はキャリアコンサルタントに相談も
- オンラインビジネス英会話
- 終わりに
海外駐在中の転職におすすめな転職エージェントとは-実際に利用した感想
海外駐在員として海外で働いている中で転職活動をしたいと思ったときにおすすめなのが、転職エージェントに相談すること。
実際に駐在中にエージェントのサポートをお願いしているのですが、特におすすめだと思ったのは、「アサイン」、「MTA エージェント」、「en world」、「JAC リクルートメント」、「リクルートエージェント」の5つです。
転職エージェントは、面談を通してこちらの希望を聞きながら、おすすめの求人を紹介してくださるプロの人材紹介業者さんで、自分の経験や能力を生かした将来設計を一緒に考えてくださる存在です。
一方で、気になるのが、どのような転職エージェントに登録するのかということ。
私自身転職活動を考えた時に、転職エージェントが多すぎてどのエージェントが良いのかよく分かりませんでした。
私はかなり多くの転職エージェントに登録したのですが、この記事ではその中でも特におすすめだと感じた、「海外駐在中に利用できるおすすめエージェント」をご紹介していきます。
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転職サイトやエージェントに登録
転職を考えた時にまず最初に行うのが転職サイトや転職エージェントに登録すること。
これは、転職したい時期の3か月ほど前に行うのがおすすめです。
転職をサポートしてくれるサービスとして、「転職サイト」と「転職エージェント」という2つがあります。また、転職エージェントからスカウトが届く「転職プラットフォーム」というものも存在します。
色々な違いがある転職サイト、転職エージェント、プラットフォームですが、結局どのサイトに登録すればいいのかということ、気になったものは全部登録しておくのがおすすめです。
転職サイトでは、自分の好きな企業に応募することができますし、業界によってはある特定の転職サイトからのみエントリーが可能だったりするので、転職サイトの登録はマストと言っても過言ではありません。
エージェントの利用は、客観的な目も交えて転職がしたいという場合や担当者と相談しながら進めたいという場合にとてもおすすめ。自分が知らなかった業界やこれまであまり興味がなかった仕事などから自分に合っている仕事と出会うことができます。
エージェントというのは無数にあるので、一つ一つ登録しているととても大変。そこで利用したいのが、「ビズリーチ」、「リクルートダイレクトスカウト」などのハイクラス向け会員制転職サイトです。ここに登録しておけば、自分の経歴を見て興味を持っていただいたエージェントの方から声をかけて頂けるため、エージェントサイトに個別に登録していく大変さが無くて済むという利点があります。
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海外での転職活動におすすめなエージェント
転職エージェントというのは、掲示板方式の求人から自分の興味がある企業に応募する形ではなく、エージェントサイトに登録することで、担当者がつき、担当者が自分のこれまでのキャリアや特性に合わせた求人を提案してくだるシステム。別の呼び方では人材紹介会社と呼ばれます。
エージェントサイトには、「リクルートエージェント」、「マイナビエージェント」、「エンエージェント」などのサービスが代表的。
エージェントが人材を探し、企業に紹介する形となるので、その企業とエージェントの間には強い信頼関係がある場合が多いです。つまり、そのエージェントがおすすめしてくれる企業は、面接を受けにくる候補者に興味を持っている場合が多いです。
一方で、エージェントごとに得意とする分野や関係を持っている企業、業界が異なるため、自分がどうしても行きたい企業がある場合などにはエージェントの提案が的外れとなってしまう可能性もあります。
エージェントはとても親切にサポートしてくださるのですが、数が多くどのエージェントを利用すればいいのか分からないという状況となってしまうのですが、これまで10以上のエージェントさんとお話をする中で特に海外駐在員におすすめだと思ったエージェントをご紹介します。
おすすめエージェント5つ
実際に駐在中にエージェントのサポートをお願いしている中で特におすすめだと思ったのは、「アサイン」、「MTA エージェント」、「en world」、「JAC リクルートメント」、「リクルートエージェント」の5つ。
理由は面談の雰囲気や、海外駐在員の仕事への理解の高さ、担当者の経験値、求人内容、将来のプランを提示して頂いたということが良かったから。また、担当も信頼がおける方々でした。
アサイン
転職活動をする中で最もお勧めしたいエージェントが「アサイン」です。アサインは、20歳から30歳前半までの支援に特化しているため、中堅から管理職の場合には利用しづらいのですが、若手駐在員で転職を希望しているなら圧倒的にアサインがおすすめ。
理由は担当の方の熱心さがこの1社だけずば抜けて高いと感じたからです。最初の面談では1時間ほどしっかりとこちらのお話を聞いてくださり、本当に自分に合った業界を考えてくださるとともに、今後のキャリア形成のために一番いい道を一緒に考えてくださいます。
通常、最初の面談後は求人が送られてきて、あとは自分の気になった求人に応募してもらう手続きなどをエージェントが代行してくれて、その後は担当との接点もメールのみという感じなのですが、アサインの担当者は、定期的に連絡をくださり、応募した企業の選考状況、選考状況を踏まえた上での更なる提案など、非常に親身になって転職をサポートしてくださいます。
一方で、デメリットとしては、30代中盤以降は使いづらいことと、コンサル、IT、人材関係以外の転職は得意としていないという点があります。
個人的には、海外駐在員に限らず、20代、30代前半で、上記の業界に興味がある場合の転職ではアサインが一番おすすめです。
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MTAエージェント
MTAエージェントという企業もとてもおすすめ。かなり規模の小さいエージェントですが、代表取締役の方が直接担当してくださる場合もあり、非常に信頼できるエージェントです。
中部地方を中心に外資系企業と非常に深い関係を築いていらっしゃるエージェントで、私の希望や経験が生かせる企業をしっかりとピックアップしてくださいました。
転職活動では書類の通過率が20%と言われており、実際私も書類審査でバサバサ切られているのですが、MTAエージェントが紹介してくださった企業での書類通過率は100%と、企業からの圧倒的に信頼されているというエージェントだと感じています。
担当してくださったコンサルタントさんのお人柄もとても良く、個人的には非常に好印象のコンサルタントさんで、求人へ応募している時のフォローなどもしっかりしているので安心感があります。
海外駐在をやめて日本に帰って、外資系に就職したいという場合は、是非MTAエージェントを利用なさってみてください。
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en world
エンワールドにはIT系転職部門と外資系・グローバル企業部門があるのですが、外資系部門では外資系や世界で活躍できる企業の求人を多く紹介していただくことができます。
en worldは全国の求人を扱うエージェントで、自分の希望する勤務地で外資系やグローバル企業の求人を紹介頂くことができます。
一番印象に残ったのは、ご担当の方が企業としっかりとした関係を築いていて、提案頂いた企業について非常に詳しいということです。
求人を頂いた際にこちらからも質問を何度かさせて頂いたのですが、その会社に勤められているかのように詳しく疑問点について丁寧に解説してくださいました。
面談の雰囲気も良く、求人内容も興味があるものだったので、少し求人数が少ない印象ではありましたが、とても満足しています。
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JACリクルートメント
JAC Recruitmentは、企業担当者が直接求職者を担当してくださるということもあり、エージェントがしっかりと関係を持っている企業を紹介してただくことができます。
実際に利用してみると、大小さまざまな企業を紹介頂くことができ、自分の希望や適性に合った企業をマッチングしてくださるという印象。特に他のエージェントに比べて「誰もが知っている大企業」の求人が多いです。
企業は大企業から中堅、中小企業まで様々ですが、例えば勤務地など自分の条件に合った企業を紹介してくださるのでミスマッチも少ないかなと思いました。
はじめの面談時に担当の方に詳しくお話をしますが、その後、企業担当者との面談が始まり、その日にすぐ企業を紹介していただくなど、スピード感があるのも良いなと思いました。
一方で、外資系などに強いというわけではなく、ミスマッチの求人も紹介頂くことが多いので、サブのエージェントとして利用するのが良いかなと思います。
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リクルートエージェント
転職活動をするなら、「とりあえず」リクルートエージェントには登録するのがおすすめです。
求人数が圧倒的に多いのが特徴。
コンサルタントは親身な感じではないですが、独自のプラットフォームがあり、そこに自動で頻繁に新しい求人がたくさん送られてきます。
他のエージェントが4社くらい紹介してくれるとしたら、同じ期間に50社くらい紹介してくれるイメージです。玉石混合で、自分に合わない求人も山のように送られてきますが、良い求人も混じっているので、登録しないのは損かなという感じ。
こちらのことを慮った求人紹介ではないですが、この圧倒的な求人量は、せっかくなので頂いておくのが良いかなと思います。
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海外では利用できないエージェント
海外駐在中におすすめなエージェントがある一方で、海外在住者には仕事を斡旋できないエージェントも存在します。
海外在住者への仕事の斡旋業務は、「二国間斡旋」というものにあたり、人材紹介会社が斡旋可能な業者として登録する必要があるため、登録していない場合は斡旋業務を行うことができません。
今回転職活動を進めてきて、この「二国間斡旋」の規定により対応ができないという企業がいくつかありました。
・マイナビエージェント
・dodaエージェント
・パソナキャリア
・MUSUBU
などは、基本的に海外在住者への仕事の紹介ができない企業となります。
迷っている場合はキャリアコンサルタントに相談も
将来のキャリアプランについて迷っているという場合にはキャリアコンサルタントに相談するのも一つの方法かなと思います。
最近ではオンラインでコンサルを依頼できるサービスも充実しているので、気になるという場合は一度無料相談を試してみるのがおすすめです。
※キャリアコンサルタントのまとめ記事はこちら
オンラインビジネス英会話
転職を考える際にビジネス英語レベルの英語力があると有利になることも多いので、海外駐在中に英語の勉強をしておくのもおすすめ。
ビジネス英語を学べるオンライン英会話があるので、そちらで練習するのが良いかなと思います。実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができます。
海外駐在中の転職の準備という面でオンライン英会話は役に立つかなと思うので、ぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。
※おすすめオンラインビジネス英語はこちら
終わりに
この記事では、海外駐在中の転職活動でおすすめな転職エージェントを5社ご紹介しました。
海外駐在中の転職は、「アサイン」、「MTA エージェント」、「en world」、「JAC リクルートメント」、「リクルートエージェント」の5つが特におすすめ。
サイトやエージェントへの登録後はエージェントとの面談、企業との面談、企業との面接と進んでいくこととなります。
面談や面接はオンライン可のところも多いので、海外駐在中だということを説明することで問題なく転職活動を進めていくことができます。
転職したいと思ったときには海外駐在中であっても積極的に転職活動を進めていくのが良いかなと思います。
※海外駐在中のストレス解消法はこちら
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