20代で海外駐在員として働きたいと思ったときに気になるのが20代での赴任のメリットとデメリットです。
この記事では、実際に27歳の時に赴任した経験を振り返って20代での海外駐在について考えていきたいと思います。
- 20代の海外駐在を振り返る-メリット, デメリット, やりがい, 年収などを紹介
- 20代の海外駐在のメリット
- デメリット
- 海外駐在のやりがい
- 駐在前のオンラインビジネス英会話
- 駐在員を目指すなら転職も視野に入れて
- 終わりに
20代の海外駐在を振り返る-メリット, デメリット, やりがい, 年収などを紹介
20代で海外駐在を考えた時に気になるのがメリットとデメリット、やりがい、年収など、本当に海外駐在してもいいのか、また、海外駐在を目指すべきなのかというところだと思います。
私自身27歳のときに海外に赴任することなり、駐在前は色々な不安に押しつぶされそうになりました。
また、20代という時間を海外で過ごすことで、交友関係が希薄になったり、友人たちの結婚式などにも参加しづらくなったりという点でも不安に思っていました。
この記事では、そんな20代での駐在だからこそ感じたことを、メリット、デメリットという形でご紹介していきます。
尚、海外駐在には大きく「語学研修」、「実務研修」、「海外駐在」という3つの形態があります。
20代前半で駐在する場合には、「語学研修」や「実務研修」という形で赴任することもあるのですが、この記事では、「海外駐在」という赴任形態に絞ってご紹介していきたいと思います。
※駐在の形態についてはこちら
20代の海外駐在のメリット
20代での駐在のメリットというのは、大きく3つ有るかなと思います。
一つ目が早いうちからマネジメント業務に関わることができる点、二つ目は将来のキャリア設計がしやすくなる点、そして金銭的な余裕が出る点の3つです。
マネジメント業務に関わる
一つ目のメリットである、マネジメント業務に携われるという点ですが、海外駐在員として赴任すると、基本的に現地スタッフのマネジメント業務が主となります。
私自身駐在前は何の役職にもついていない一般社員だったのですが、駐在後は営業・管理課長という肩書きで仕事をすることとなりました。
これまでの働き方では自分の考えた仕事内容を上司に確認してもらい、その上で軌道修正しながら仕事をすすめる形だったのですが、課長という役職となり、自分で判断する機会が殆どなりました。
また、自分が上手く仕事を進めるだけでなく、社員を育成し、社員が自分で戦略を練ることができるように教えて、社員が成長してきたら彼らの考えを聞き、軌道修正しながら社員に功績を挙げさせるという仕事内容となります。
このように、自分だけでなくチームを成長させ、チームが結果を残せるようにマネジメントしていく仕事へと仕事内容が大きく変わる海外駐在では、マネジメントを若いうちから経験することができ、その中で得た学びを自分の業務にも生かしていくという、自分の成長にも繋がるという点でメリットがあると感じています。
将来のキャリア設計がしやすくなる
20代で赴任するとなった場合には、若いうちに海外での業務経験やマネジメント経験をつむことができ、それに拠って将来のキャリア設計もしやすくなるかなと思います。
社内での昇進、昇格という面だけでなく、転職する際にも海外でのマネジメント経験は大きな武器となります。
実際、様々な会社の駐在員の中には海外駐在中に転職活動を行ったり、ヘッドハンティングされたりという形で、より良い待遇で別企業に転職する方も多く、一つのキャリアパスとして海外駐在を経験するのも良い方法だと思います。
特に海外駐在中にしっかりとした結果を残している場合には、海外で働いた経験だけでなく、結果を残すことができるという能力の面でも評価してもらえる可能性が高く、自分に合う就職先や自分が目指したい将来の実現に近づくことができます。
金銭的な余裕と福利厚生
海外駐在に行くと日本で働いていた時よりも多くの収入を得ることができたり、より良い福利厚生のお陰で支出を抑えることができるなど、実利的な面でのメリットも多く在ります。
特に20代で日本で働いていると手取りが中々上がらず、20代後半でも手取り20万円ほどという場合も多いかなと思います。
私自身、海外駐在前は残業を月1時間もしていなかったこともあり手取りが20万円切るくらいだったのですが、駐在後は2-3倍のお給料を頂くこととなり驚いた記憶があります。
また、1月1日時点で日本に居住していない場合はその年は住民税が免除となったり、海外で住む家の家賃を払わなくて良かったりと、何かと出費が減るため、海外にいる間に経済的余裕が生まれるのも利点です。
※海外駐在の福利厚生はこちら
デメリット
20代で海外駐在するデメリットとして、出会いを作ることが難しい、将来的にいつ日本に帰れるか分からない、という2つがあります。
出会いを作ることが難しい
独身の場合、海外で出会いを作るのが難しいという点で、色々難しさを感じるかもしれません。結婚などを考える場合はもちろんのこと、海外駐在員は35歳から50歳くらいの方々が多いので、友達という点でも、近しい友人となるのはかなり難しいです。
同年代は駐在員ではなく現地採用スタッフとして採用されている場合があったりするのですが、個人的な感想として、少し壁があるように思います。
私自身は人付き合いが苦手なので、駐在中の現在もずっと家に引きこもって交友関係はほぼ無いのですが、たまにお呼ばれしていった会合でも「駐在員と現地採用」みたいな雰囲気のくくりが見えました。
そういうところを見ても、若い間に駐在すると、現地で交友関係を築くのは難しそうだなと思いました。
いつ日本に帰れるか分からない
20代で駐在をすると、その経験を買われて、海外拠点を点々とする生活を送る可能性が出てきます。
そのため、いつまでも日本に帰ることができずにずっと海外で働く可能性も高いです。
海外に本気で移住したい、という場合などには良いかもしれませんが、あくまで拠点は日本が良いと思っている場合には結構しんどくなるかもしれません。
私も任期が決まっておらず、メキシコの後にどの拠点に行くかも分からないので、例えばマイホームを買ったり、子どもの学校をどうするかなどの将来設計を考えるのがとても難しいです。
そういう部分で、生活基盤が固まっていない20代での赴任は難しい面があるのかなと思います。
海外駐在のやりがい
海外駐在ではメリットとデメリットどちらもあるのですが、やりがいという面では非常に面白い働き方かなと思います。
新規事業や新製品の販売計画を立案し、マネージャーとしてチームを統括しながら、新規市場の開拓。そして必要に応じて製品を仕入れ、販売。製品販売後のメンテナンスまで技術員と行うことになります。
案件を進める上で必要な人材を雇用・育成も駐在員大切な仕事の一つです。
海外駐在では仕事の頭から最後まで携わることができるので、客先への貢献という面で自分の仕事の意味を実感することができます。
やはりこの「やりがい」という点は何にも変えがたいものだと思います。
しんどいことも多い海外駐在ですが、新規案件への取り組みが成功し、ユーザーに満足してもらうことができた時には、「大変だな」という気持ちも一気に吹き飛んでしまいます。
※海外駐在の仕事のやりがいについてはこちら
駐在前のオンラインビジネス英会話
海外駐在や帯同家族として海外に行く場合の英語練習としては、ビジネス英語を学べるオンライン英会話などで練習するのがお勧めです。
ビジネスで使う英語というのは日常会話で使う表現と異なっている場合も多く、実際にビジネスの最前線で活躍した経験がある講師と仕事のことや世界のことについてディスカッションしながら語学力を向上させることができるのが利点。
海外駐在や帯同の準備のための英会話を検討しているという場合はぜひ無料体験などに挑戦なさってみてください。
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駐在員を目指すなら転職も視野に入れて
駐在したいけど今の会社ではなかなか機会がないという場合には、転職を視野に入れて活動するのがおすすめ。
駐在を目指して転職する場合には、グローバル企業への転職に強みを持っている「en world」などのエージェントを利用します。
実は私も転職活動を行い、外資系転職でen worldには非常にお世話になりました。
一人で転職先を探すのも良いのですが、サイトを利用することで海外駐在への道が飛躍的に広がるのでお勧めです。
※en world はこちら
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終わりに
この記事では、20代で海外駐在するメリットとデメリット、やりがいについてご紹介しました。
海外駐在は大変な部分も多いですが、とてもやりがいがある働き方だと思います。海外駐在を考えているけど中々一歩を踏み出せないという場合には、とりあえずやってみる、というのがおすすめ。
やってみて自分に合わなければ転職したり、会社に日本に戻してもらえるようお願いすることもできます。ですが、海外駐在に挑戦しなければ分からないことも多いです。
せっかく機会があるのであれば思い切って挑戦してみるのも良いのかなと思います。
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