先日外務省から、ワクチン接種者の帰国後の隔離が14日から10日に縮まるという噂に歓喜していたのですが、なんと、メキシコは対象外となってしまいました。
この記事では、2021年の9月に発表された、帰国者の待期期間緩和についてご紹介します。
メキシコは帰国後の待機期間緩和の対象外に
日本への一時帰国の待期期間が緩和されたとぬか喜びしていたのですが、対象となるワクチンも3種類のみ。残念ながらシノバック製は対象外だそう。そして対象国にメキシコが入っていないということでした。
メキシコではシノバック製しかない(他のワクチンが品切れで入ってこない)ため、泣く泣くシノバックのワクチンを接種しているのにシノバックが対象外だなんて。そしてメキシコ自体が対象外だなんて。
政府の決定なので仕方無いのですが、出国前のPCR検査、入国後のPCR検査と2回も検査を受けて初めて入国できる日本なのに。待期期間も長いままというのは…
日本の断固たる決意を感じました。
今回の待期期間緩和措置の対象ワクチン
接種したワクチンのワクチン名/メーカーが、以下のいずれかであること。
➀コミナティ(COMIRNATY)筋肉注射/ファイザー(Pfizer)
➁バキスゼブリア(Vaxzevria)筋肉注射/アストラゼネカ(AstraZeneca)
➂COVID-19ワクチンモデルナ(COVID-19 VaccineModerna)筋肉注射/モデルナ(Moderna)
※外務省ホームページ参照
ワクチンの種類でも弾かれるというのは、かなり悲しいです。
というのも、受けられるならモデルナやファイザーやアストラゼネカ受けたいけど、日本みたいに国力があってこれら3つのワクチンを国民全員が享受できる国ばかりではないのです。
どうしてもアメリカ製のワクチンが手に入らないから、その国の政府は中国製などのワクチンを購入し、国内にアメリカ製のワクチンが無いから、国民は中国製のワクチンを接種している。しかも選べない。
そんな、自分ではどうしようもないことで人々を選別するというのは、そのワクチンしか受けることができない身としては、改善のしようがなく…
…日本の断固たる決意を感じることができました。
緩和の対象国
緩和の対象国もいろいろな国があるのですが、中南米で対象となっているのは、
・エクアドル
・ベリーズ
・ホンジュラス
の3つ。
北米で対象となっているのは
・アメリカ(一部の地域)
・カナダ(一部の地域)
の2つ。
中南米カリブすべてを合わせても5か国だそうです。
※対象国一覧はこちら
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C128.html
ちなみに、エクアドル、ベリーズ、ホンジュラスという組み合わせがかなり興味深い。
どの国も有名な国ではないし、日本人ならどの国がどこにあるのかもよく分からないという方もいるのかなと思ってしまうくらい、日本人にとっては馴染みのない国々です。
私個人としてはエクアドル出張も昔はよく行ったし、初めてスペイン語を教わった先生がホンジュラス人だったし、ベリーズのお客さんを新規開拓したこともあるし、ということで、どの国もなじみ深い国々。
この国々にメキシコを入れていただけないでしょうか、日本国政府様。
国の数をかなり絞っているという点を見ても、日本の断固たる決意を感じることができました。
※エクアドル キトの観光記事はこちら
終わりに
日本入国の際に待期期間が緩和されると捕らぬ狸の皮算用をしていたのに、メキシコが対象外、さらにシノバック製ワクチンも対象外ということで、少し残念な気持ちになりましたが、日本政府の決定なので素直に従おうと思います。
もし、また日本政府が緩和してくれたら、嬉しいので、緩和してくれること願いながらメキシコで自宅警備に励みたいと思います。
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