メキシコの伝統料理タマレスをスープに浸した「タマレス アオガードス」。
タマレス独特のパサパサした感じが和らいでとても美味しい料理でした。
今回はタマレス アオガードスをご紹介します。
Tamales Ahogados タマレス アオガードス-メキシコ風ちまき料理
タマレスというのは、メキシコの伝統料理で、「マサ」と呼ばれるトウモロコシ粉を固めて、中に味付けしたチキンなどを入れて、トウモロコシ粉に包んで蒸した、メキシコ風ちまき。
このタマレスをスープに浸したものをタマレス アオガードスと呼びます。
タマレス アオガードスの味
タマレスは食感がパサパサした感じなので、口の水分が奪われていく料理なのですが、これをスープに浸すことで、程よく水分を含んでしっとりとした食感になります。
今回のスープの味は少しピリ辛のトマト風味のスープにクリームソースがトッピングされているもの。
タマレスの優しい味わいにスープが良く合っていてとても美味しかったです。
お店によって異なるのですが、今回頂いたお店ではタマレスの中のお肉は豚肉と鶏肉から選ぶことができ、鶏肉をいただきました。
お店の店員さんからどちらが良いか聞かれて迷った場合はおすすめな方を選ぶと良いかなと思います。
タマレスはお祝い料理でもある
タマレスは、普段からよく食べられる料理なのですが、お祝い料理でもあるそう。
例えばメキシコでは、1月6日の賢者の日という、聖書中のマギ月赤子のイエスキリストに贈り物を送ったことに基づき、子どもたちたちはプレゼントを受け取る日にパーティをします。
この日は夕方には家族が集まり、ナッツ付きの菓子パンを食べるのですが、パンの中には小さな人形が入っており、そのピースが当たった人は2月2日にタマレスの食事会を招待するという伝統があるそう。
ちなみに、2月2日のカンデラリアの日は、聖女カンデラリアに敬を表するカトリック教会の祭日です。
何故タマレスなのかは良く分かりませんが、タマレスはトウモロコシが原材料で、古代アメリカスでは神々へ祝いとして捧げられていたということもあり、この習慣が、キリスト教の教えと結びついたのかなと思います。
終わりに
この記事では、メキシコのタマレス アオガードスをご紹介しました。
タマレスとスープが良く合っていてとても美味しい料理ですので、メキシコ国内のレストランなどでこの料理を見かけた場合は、是非一度召し上がってみてください。
※タコス アオガードスはこちら