すみくにぼちぼち日記

メキシコ生活や欧米旅行記、語学、大学、美術館について

英語の絵本読み聞かせ おすすめな絵本とやり方-赤ちゃんから楽しめるおうち英語と読み聞かせ

英語の絵本の読み聞かせをしたいなと思った時に心配なことが、どうやって始めたらよいのか、どの絵本を読めばよいのかというところ。

この記事では、そんな絵本の読み聞かせについて、その始め方やおすすめの英語絵本をご紹介します。

f:id:k-heki:20210124035505p:plain

 

英語の絵本読み聞かせ おすすめな絵本とやり方-赤ちゃんから楽しめるおうち英語と読み聞かせ

子どもと一緒に英語に触れたいなと思った時にお勧めな英語の絵本の読み聞かせ。

絵本の読み聞かせの良い所は、特別に時間を作らなくても実施可能なアクティビティだというところです。

一方で、はじめ方やおすすめの本が分からないという方も多いのではないでしょうか。

我が家も英語の絵本の読み聞かせをする時に、どの本を読めばよいのか、どのタイミングで読み聞かせをすればよいのかなど、心配になることが多くありました。

ですが、実際に始めてみると、意外にもこれまで考えていたほど難しく硬いものではなく、とても気軽にできるのが英語の絵本の読み聞かせなんだということを知りました。

この記事では、これまで英語の絵本の読み聞かせを2年間続けてきて分かった英語の絵本の読み聞かせの始め方や、子どもが大好きなおすすめの絵本を10冊ご紹介します。

 

英語絵本の読み聞かせの始め方

英語の絵本の読み聞かせを始めようとして悩むのが、どうやってやれば良いのかということ。

読み聞かせの方法は実はとても簡単で、日本語で絵本の読み聞かせをするのと同じ感覚で、英語の絵本を読むのがお勧めです。

英語が得意でなくても、日本語発音でも大丈夫。綺麗な発音はCDやDVDにお任せして、英語の楽しさを子どもに伝えられるように、自分が楽しみながら読むことがとても大切です。

我が家の絵本を読むタイミングは、主に夜寝る前。日本語の絵本と英語の絵本を読みます。

子どもが飽きて途中で終わることもありますし、「もう一回」と言われ続けて永遠とも思える時間同じ本を読むこともあります。また、お昼に子どもが「読んで」と持ってくる場合もあり、その時にも読んであげるようにしています。

タイミングや量は子どもの調子に合わせてフレキシブルに、親の心に負担がかからないように、気軽に読むといいかなと思います。

大人も子どもも楽しめるのが絵本の世界。まずは自分が楽しんで読んでみる、という感覚で始めるのが良いのかなと思います。

一方で、一つだけ気をつけていることがあります。それは、絵本を読むときには日本語は使わず、ずっと英語で読み通すことです。

理由としては、頭の中で英語が流れている時に日本語がインプットされてしまうと、子どもの頭が混乱してしまう可能性があるから。

できる限り英語の時間は英語の時間を楽しむようにしています。

 

※おうち英語の始め方はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

初めての読み聞かせでおすすめな英語絵本

初めての読み聞かせでおすすめな絵本は『Little Plane』、『I Like it When』、『Dear Zoo』、『Bright Baby Touch & Feel』の4冊。

英語自体も難しくなく、文字数も多くないので、英語の絵本の音読に慣れていない私たち親にとっても読みやすいですし、内容が分かりやすく、子どもの注意を惹いてくれる仕掛けも楽しい絵本たちです。  

 

『Little Plane』

Little Plane (English Edition)

Little Plane (English Edition)

 

 

はじめにご紹介するのは『Little Plane』という絵本。

我が家では、この絵本は、0歳の時から読んでいます。現在子どもは2歳ですが、2年経った今でも子どもが大好きな絵本です。

飛行機の「Little Plane」が空を飛んで進むのですが、途中、木にぶつかったり、煙突の煙を浴びたりして真っ黒になりながらも空を旅するという内容の絵本です。

絵が可愛いのと、ナレーションとLittle Planeの掛け合いがリズミカルなのとで、読んでいて楽しいですし、子どもも大好きです。

両親がナレーション役とLittle Plane役で分かれて掛け合いをするのも楽しい絵本。

うちでは子どもが大好きで、私も暗記してしまうくらい読みました。

 

『I Like It When』

I Like It When . . . /Me gusta cuando . . .
 

 

続いて紹介する『I Like it When』も0歳から読んでいた本。

こちらの絵本は、親子ペンギンが登場する絵本で、子ペンギンが「I like it when …」と自分が好きな時間や好きなことをお話するというスタイルの絵本。

絵が可愛いのも好きなポイントで、子どもも大好きな絵本です。

「I like it when…」の内容に合わせて実際に子どもにジェスチャーしてあげたりするととても喜びます。

また、0歳の時とは違い、1歳になると子どもも自分の体験を絵本に重ね合わせることができるようになり、例えばお風呂に入っているシーン、掃除をしているシーンなど、お手伝いをしているシーンなど、自分が経験したことが絵本に出てきて、絵本の内容もしっかり理解しているように感じました。

動作と言葉がリンクしていて、英語だけでも分かりやすい絵本でとてもおすすめです。

 

『Dear Zoo』

Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

Dear Zoo (Dear Zoo & Friends)

 

 

続いて『Dear Zoo』という絵本。

動物園に手紙を送って、動物を送ってもらうけど、送られてきた動物が一癖ある動物たちで…という内容の絵本です。

本を開けて、籠や檻の絵をめくると動物が出てくるという絵本。0歳のころは、絵をめくるのを私たちがやっていたのですが、1歳過ぎくらいからは自分でめくるようになりました。

「I wrote to the zoo to send me a pet」という印象的なフレーズで毎ページ進んでいく、リズムがこの良い絵本。動物園に行った後などに、子どもがこの本を「読んで」と持ってくるほど大好きになりました。

ずっと読みきさせを続けてきたこの本に出てくる動物と、動物園で見た動物が子どもの中でリンクされてるのかなと感心してしまいます。

 

『Bright Baby Touch & Feel』

 

『Bright Baby Touch & Feel』は、絵本で物の手触りなどを感じながら英語を学べる絵本です。

私はメキシコに駐在しているのですが、メキシコでスペイン語Ver.を購入し、子どもと一緒に読んでいました。

内容として、例えばこのシリーズの「Colors」なら、英語で「なめらかな手触りの黄色い鳥」と読んだ後に、黄色い鳥の羽の部分を実際に触ってみるとそのなめらかな手触りを感じられる、という感じです。

スペイン語では「触ってみて」というのを「Toca toca(とか・とか)」と言うのですが、この本でToca tocaと読んだ後に実際に子どもの手を絵本に触れさせていたら、段々と「Toca toca」という言葉を聞いただけで触る動作をするようになりました。

英語でも同じように、言葉に合わせて子どもの手を動かしてあげることで、体で英語を感じることができる絵本です。

ものすごくおすすめなシリーズの絵本で、まず始めに1冊英語の絵本を買ってみたい、という時には、こちらのシリーズが良いのではないかなと思います。

 

英語に慣れてきたらEric Carleの絵本

英語の絵本の読み聞かせを1-2年続け、段々と英語の絵本に慣れてきたら、Eric Carle作の絵本を読んでみるのが良いかなと思います。

実際に現在2歳になる子どもに絵本の読み聞かせをしてみたところ、とても楽しいそうに絵本に出てくるキャラクターの真似をしたりしていました。

沢山の動物が出てくる本が多く、絵の色合いも綺麗。

大人も絵を見ながら楽しめる本だなと思います。

 

『From Head to Toe

From Head to Toe

From Head to Toe

  • 作者:Carle, Eric
  • 発売日: 1999/09/01
  • メディア: ペーパーバック
 

 

『From Head to Toe』は、動物たちが膝をおったり、お尻を振ったり、足でキックしたりする絵本で、動きの後に「Can you do it?」と、絵本の中の子どもたちに問いかけます。

絵本の中で子どもたちが「I can do it!」といいながら動物たちと同じ動作をするのですが、息子も一緒になっていろんな動作を真似しながら「I can do it!」と楽しんでいます。

子どもが絵本のキャラクターになったかのように楽しめるこの絵本は、英語に慣れてきた頃に特におすすめの絵本です。

 

『Today Is Monday』

Today Is Monday

Today Is Monday

  • 作者:Carle, Eric
  • 発売日: 1997/07/01
  • メディア: ペーパーバック
 

 

こちらの本は、色々な動物たちがご飯を食べる絵本『Today Is Monday』。

月曜日のハリネズミの食事から始まり、蛇がスパゲティを食べたり、猫がローストビーフを食べたり…

毎ページ、1ページ目の内容を覚えしりとりの様に復唱するスタイルで、リズムが良いので子どもと一緒に声を出しながら読むのに最適な本だなと思いました。

お話の雰囲気としては『はらぺこあおむし』と似たようなスタイルです。

 

『Have You Seen My Cat?』

 

『Have you seen my cat?』は、男の子が世界各地で「Have you seen my cat?」と様々な地域の人々に聞いて回るというお話。

同じフレーズが繰り返されるので、とても印象に残る絵本です。

尋ねた場所によって猫に似た、でも猫じゃない動物が出てきて、「This is not my cat.」と繰り返します。

言葉の繰り返しが続く絵本ですが、ページをめくるごとに、「次はどんな猫のような、でも猫じゃない動物がいるんだろう」と気になってしまいます。

世界の民族衣装を着た人々が出てくるのも印象的で、 世界にはいろんな人がいるんだな、ということを絵本から自然と感じ取れるのも素敵だなと思います。

 

英語をもっと楽しめるおすすめ絵本

英語の絵本をたくさん読んで、もっと色々な本を読んでみたくなった時は、『おちゃのじかんにきたとら』、『おおきなかぶ』、『はらぺこあおむし』など、日本語の絵本にもなっている作品の英語絵本を読んでみると言うのもいいかなと思います。

ちなみに、2歳の子どもに一度読んでみたのですが、日本語は楽しくて大好きなこれらの本も、英語になると難しい様子でした。

我が家はもう少し大きくなるまでこれらの絵本は大切に取っておこうと思っています。

 

『The Tiger Who Came to Tea』

 

『The Tiger Who Came to Tea』は、『おちゃのじかんにきたとら』の英語Ver.です。

この絵本は私自身が小さい頃大好きだった絵本で、日本語Ver.は2歳になる子どもも大好きな絵本。

内容は、お茶の時間にトラがやってきて、色々なものを「食べても良い?」と食べていくのですが…という絵本。

ほんわかしたお茶の時間と、トラの不可解な行動、そしてトラと一緒にお茶を楽しむこととなった家族たちの優しさが交錯するなんだか不思議な絵本です。

英語版は少し難しいので、英語の絵本には慣れてきたけれど、もっと英語の本に触れてみたいなという時におすすめです。

 

『The Gigantic Turnip』

The Gigantic Turnip: A. Tolstoy's Russian Folktale (R.I.C. Story Chest Books)

The Gigantic Turnip: A. Tolstoy's Russian Folktale (R.I.C. Story Chest Books)

  • 作者:Uchida, Risako
  • 発売日: 2005/09/01
  • メディア: ハードカバー
 

こちらは『おおきなかぶ』の英語Ver.

とても印象的な「うんとこしょ、どっこいしょ」というフレーズを英語でどういうのか、という大人目線でも楽しめる本。

「おばあさんがおじいさんを引っ張って、おじいさんがかぶを引っ張って…」と段々増えていくシーンは、まるで英語の早口言葉のように、リズミカルな音が続き、子どもが英語を口ずさめるになってきたら、このシーンを一緒に読んでみると面白いなと思います。

 

『The Very Hungry Caterpillar』

The Very Hungry Caterpillar board book

The Very Hungry Caterpillar board book

 

 

はらぺこあおむし』の英語版が『The Very Hungry Caterpillar』。こちらも先にご紹介したEric Carle作の絵本。

沢山のフルーツが出てくるこちらの絵本は、英語になっても面白さ満点。毎日毎日フルーツを食べるのですが、そのたびに「But he is still hungry」というフレーズが出てきて、繰り返し印象的なフレーズが聞けるのが良いなと思います。

話の内容的にも分かりやすいので、最後にご紹介した3冊の本の中では一番読みやすい本だと思います。

 

読み聞かせにはAudibleもおすすめ

英語の読み聞かせをしてみたいけど、英語に自信がない、読み方がよく分からない、という場合には、アマゾンが提供する「Amazon オーディオブック」というサービス(Audible)もおすすめ。

ネイティブが本を読んでくれるサービスで実は日本語の本の朗読も聞いたりできるサービスで、隙間時間や家事中、運動中などに本の朗読を聞くことができるというものなのですが、実は英語の絵本の朗読も聞くことができます。

まずは「Amazon オーディオブック」で子どもと一緒に英語の絵本を聞いて、慣れてきたら読み聞かせを英語で試してみるというのもいいのかなと思います。

 

終わりに

この記事では、英語の絵本の読み聞かせでおすすめな絵本と読み聞かせの方法をご紹介しました。

少し難しいようにも見える英語の絵本の読み聞かせですが、親も子どもと一緒に英語に慣れ親しむという気持ちで、「はじめてみたいな」と思った時に思い切ってはじめてみるのが良いのかなと思います。

英語の絵本ではありますが、身構えることなく、自分も楽しみながら、寝る前や時間があるときにリラックスして読み聞かせを楽しんでみてください。

 

※おすすめ子どもの英会話はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

にほんブログ村 子育てブログ バイリンガル育児へ
にほんブログ村