子どもと家で英語を学ぶおうち英語。いざおうち英語を始めたいと思ったときに気になるのが、どのようなことをすれば良いのかということではないでしょうか。
この記事では、自宅でおうち英語に楽しみながら取り組む為の始め方と進め方をご紹介します。
- おうち英語の始め方, 進め方, おすすめ教材を紹介-失敗や成功にとらわれない楽しい子ども英語のやり方とは
- おうち英語を始めるタイミング
- 第一歩は絵本読み聞かせと歌
- DWEやフラッシュカードを取り入れて
- 慣れてきたら英会話や『えいごであそぼ』
- おうち英語の「失敗」とは
- 終わりに
おうち英語の始め方, 進め方, おすすめ教材を紹介-失敗や成功にとらわれない楽しい子ども英語のやり方とは
自宅でおうち英語を始めたいと思ったとき、まず最初に絵本の読み聞かせや、歌を歌ったり一緒に聞いたりすることから始めてみるのがおすすめです。
慣れてきたら徐々にDWEなどの教材を使って英語に触れる機会を増やしたり、フラッシュカードなどを使って英語を一緒に発音してみたりと、少しずつ英語に触れる機会を増やしていくのがいいかなと思います。
最初は子どもも英語になれていないため、先ずは英語をインプットすることが大切。色々やってみても反応がないという場合でも、気にせずリラックスしながら続けてみてください。
おうち英語を始めるタイミング
具体的におうち英語はいつくらいに始めたらよいのか、ですが、「始めたい」と思ったときが吉日です。
親が子どもに英語を学んでほしいと思ったタイミング、もしくは子どもが「英語を勉強したい」と言い始めたタイミングでおうち英語を始めるのがいいかなと思います。
我が家は子どもが5ヶ月くらいの頃からおうち英語を始めたのですが、私自身は小学4年生のときに英語を始めて、小中高大と言葉の勉強を続け4ヶ国語話せるようになった経験があり、また兄姉は中学から英語を始めてどちらもアメリカの大学に進学しアメリカの大学を卒業しています。
上の例は一例に過ぎないのですが、英語に触れ合う時期と言うのは、早いほど良いとも言われますが、遅すぎることは決してなく、始めるのがそんなに早くなかったとしても本人が好きであれば自分で身につけることも可能です。
おうち英語の良いところは、英語を話せるようになることもあるのですが、寧ろ、英語が自然と周りにある環境の中で育ち、多様な視点と感覚を身につけることにあると思います。
ですので、「おうち英語を始めたい」と思ったときに是非おうち英語に挑戦してみてください。
※0歳のおうち英語はこちら
第一歩は絵本読み聞かせと歌
おうち英語を始める第一歩としてうちで取り組んだことは、絵本の読み聞かせと英語の歌です。
どちらも特別に時間を作らなくても実施可能なアクティビティで、手軽にできるのが利点。絵本は、日本語の絵本を読む時に1冊英語の本を読む、といった感じで進めるとスムーズかなと思います。
また、歌を歌ったり、聞かせたりするのもおすすめ。
はじめは親自身も英語の歌は中々歌えないのですが、何度も一緒に聞いているうちに段々と歌えるようになっていきます。
我が家も『しまじろうのえいごうた』で英語の歌を聞かせているうちに、自分自身が段々と歌えるようになり、子どもが2歳になった今では、歌詞を覚えてしまうほど、たくさん歌を聴きました。
※おすすめ絵本の読み聞かせの紹介はこちら
DWEやフラッシュカードを取り入れて
英語の絵本の読み聞かせや英語の歌で英語に慣れてきたら、今度はディズニーの英語システム などの教材やフラッシュカードなどを始めるのがおすすめ。
ディズニーの英語システム(DWE)は、DVDなどを見ながらディズニーのキャラクターや子どもたちと一緒に英語に触れることが出来る教材で、うちの子どもも大好きです。
特にDVDの子どもたちが出てくるシーンが好きなようで、DVDをつけると楽しそうに見ています。1つのチャプターが終ると、「もういっかい」と子どもが言うことが多く、同じチャプターを何度も繰り返し見ています。
お試し教材を無料で試してみることができるので、まずはこちらを試してみるのが良いかなと思います。
フラッシュカードは、家を出る前にできたらやるようにしています。フラッシュカード選びで拘っているのは、絵の部分に英単語が描いていないかどうか。
未だ子どもが小さいので、文字で得る情報よりも視覚と音で英語になれてほしいと言う気持ちから、絵の部分には最小限の文字情報しか書かれていないフラッシュカードを選んでいます。
ここまで紹介した絵本、歌、DWEは、どちらかと言うとインプット重視の教材なのですが、フラッシュカードはアウトプットのとても良い機会で、子どももとても楽しそうに単語を発音していて、見ているこちらも楽しくなります。
※DWEやフラッシュカードについての詳しい紹介はこちら
慣れてきたら英会話や『えいごであそぼ』
絵本の読み聞かせや歌、DWE、フラッシュカードなどで英語に慣れてきたら、一度 オンラインこども英会話や英会話教室を試してみるのがおすすめです。
これまでのおうち英語でインプットされた英語をアウトプットできるとても良い機会となりますし、生きたコミュニケーションに触れることが出来るのでとてもおすすめ。
実際に子どもとオンライン英会話を試してみたのですが、DWEで覚えたWhat's your name? My name is ○○.といったフレーズをしっかり言えていたので驚きました。
覚えた言葉を実際に使ってみるのは、英語を話すとても良い練習だなと思いました。
※おすすめなオンライン英会話の比較記事はこちら
また、子どもが文字を読めるくらいの年になったら、『えいごであそぼ』を見てみるのも良いかなと思います。
うちは子どもが小さいので、『えいごであそぼ』は歌の部分だけ見るのですが、小学生くらいなら、日本語で英語の仕組みを理解することが出来る(理論を学べる)『えいごであそぼ』も良い刺激になるのではないかなと思います。
おうち英語の「失敗」とは
ここまでおうち英語についてそのやり方などをご紹介してきたのですが、最後におうち英語における「失敗」について考えてみたいと思います。
おうち英語の「成功」は、英語を話せるようになる、多様な視点を身につける、など、自身が目標に掲げたことを実現できたときです。
一方でおうち英語の「失敗」というのは、基本的には無くて、たとえ喋ることができるようにならなかったとしても、やったことは子どもの中で何かの価値として存在し続けるのではないかなと思います。
私自身、語学は現在話せる英語、スペイン語、ポルトガル語以外にも、イタリア語、ロシア語、フランス語、クロアチア語、中国語、韓国語と勉強しましたが、どれも身につきませんでした。勉強しても身につかないということは不思議なことではなく、身につかなかったけど、勉強してよかったと心から思っています。
ですので、「語学に失敗は無い」という気持ちで、楽しくおうち英語ができたらいいなと思います。
一つ、気をつけた方が良いかなと思うのは、日本語も英語も曖昧な「セミリンガル」になってしまうこと。
確かに英語を話せるようになれば良いのですが、得手不得手もあるので、全員が英語を話せるようになるとは限りません。ですから、英語以外に得意なことが見つかればそちらを伸ばせば良いのではないかなと思います。
しかし、英語に固執するあまりに、子どもが母語も外国語も十分なレベルに達しない「セミリンガル」になってしまうと、言葉が上手く出てこなくなる、抽象的な思考が難しくなるなど、多くの問題を抱える可能性があります。
おうち英語を実施するときには、出来る限り「人」や「場面」で言葉を切り替えるなど、曖昧に英語と日本語をミックスして使わないようにするのがポイントです。
※コードスイッチングとセミリンガルはこちら
終わりに
この記事では、家で子どもと英語に触れる「おうち英語」について、その始め方や進めかたをご紹介しました。
おうち英語は、
・絵本や歌
・DWEやフラッシュカード
・英会話や『えいごであそぼ』
という順で、インプットからアウトプットへつなげ、最終的に仕組みを理解する、という流れがおすすめです。
また、おうち英語を始めるタイミングは、「始めたい」と思ったとき。遅すぎることも、早すぎることもないかなと思いますので、「始めたい」と感じたら是非おうち英語を始めてみてください。
※大人の英会話の練習方法はこちら
※多言語話者の言葉の使い分けについてはこちら