すみくにぼちぼち日記

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管理職に求められる能力と役割-海外駐在の例を用いて一般社員との仕事内容の違いなどを紹介

課長や部長などの管理職は、一般社員とは異なった能力と役割を求められます。海外駐在員として海外に赴任する場合、本社では一般社員と言う場合にも、赴任先では管理職としての仕事を行わなければなりません。

この記事では、実際に一般社員から管理職としてメキシコに赴任した経験で実際に感じた、管理職に求められる能力と役割、一般社員との仕事内容の違いをご紹介します。

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管理職に求められる能力と役割-海外駐在の例を用いて一般社員との仕事内容の違いなどを紹介

海外駐在員としてメキシコに赴任したときに戸惑ったことが、管理職として求められている能力と役割が、これまで自分が一般社員として働いていたときのものとは大きく異なると言うこと。

海外駐在では一般的に、赴任地で管理職を任されることが多く、突然、準備も無く管理職として仕事を開始しなければなりません。

日本に戻ったり、別の赴任地に移動になった時には管理職としてではなく一般社員として、営業や技術職などに戻る可能性も高いため、赴任地ごとに自身に求められている役割を理解し、実行することが大切です。

この記事では、海外駐在をして分かってきた管理職に求められている能力と役割を、例を用いながらご紹介します。

 

管理職に求められる能力と役割とは

メキシコで実際に管理職として仕事をしてみて感じた、管理職に必要な能力は下記の通りです。

・市場や社内状況を把握し全体の指針を決定できる

・部下の仕事を正確に把握し適切な助言ができる

・部下の育成をし、仕事を任せ、業績を評価し、チームのモチベーションを上げる

 

市場や会社の状況を把握し全体の指針を決定できる

まず一つ目の役割として、市場や会社の状況を把握し、全体の指針を決定すること。

簡単に言うと、企業の方針を理解し、全体のバランスをとりながら、大まかな戦略を立てることが出来ることが必要となります。

例えば、市場について、どの位の規模で、競合は何処で、価格帯はどの位で、どのような製品をプロモーションすればよいのかを考え、企業の方針を考えながら、大きな指針として示すという仕事です。

管理職は基本的に自分では動かず、大きな道しるべを示して、部下が適切に、最適に動くことが出来る環境を作ることが役割。

全体の大きな指針をチームで考え、明確な道筋を示すことが役割として求められます。

 

部下に仕事を任せ管理し適切な助言ができる

部下の仕事を正確に把握し、適切な助言を行うことも大切な仕事の中の一つです。

大きな道しるべを示したら、仕事の実行はチームのメンバーに任せます。基本的に任せたら口出しせずに、好きなように仕事をしてもらうのですが、その進み具合や内容を適切に把握し、必要があれば助言によって進む方向を正していきます。

自分が実際に手足を動かすわけではないため、自分で仕事をやりたくなってしまうのですが、ぐっと我慢して仕事を任せます。部下が困っているときには適切に助言するのですが、答えを全て言うのではなく、部下のレベルに応じたヒントを与え、自分でゴールにたどり着けるように導いていきます。

勿論、任せた仕事なので、部下が行き詰ったときには助け、失敗したときには責任を負うと言うのが大切。そのためには、技術的なこと、市場、価格、輸出入の管理、人事総務、財務的なものまで幅広い知識を習得することが大切です。

部下を信じて任せて、管理し、助言し、成功すれば部下を褒め、失敗したら自分で責任を負うと言うのが管理職の仕事です。

 

部下の育成をし、業績を評価し、チームのモチベーションを上げる

部下に仕事を任せて、その仕事を適切に管理することが管理職の大切な仕事なのですが、そのためには部下を十分に育成することが必要です。

部下の育成は、研修をしたり、OJTをすることで定期的なレベルアップを進めていくことと、実際に仕事を任せてみて、その仕事を進めていく中で助言などによる育成をすることが大切です。

また、成長してきたらある程度の権限を委譲し、自分で考えながら仕事を行う環境を提供します。勿論、間違えそうになった時は道を修正したり、敢えてそのまま何も言わず進めてもらい失敗を経験できるように促す、というのも大切なことです。

計画したり、考えたりという仕事を繰り返すうちに段々と部下も育ち、チームの力になってくれます。

部下の仕事を適切に評価しすることも大切。市場を挟まず、会社の規定に沿って部下を評価します。また、日常で部下とのコミュニケーションをとり、不満が溜まっている社員のガス抜きなどもする必要があります。

そして、チームのリーダーとして率先して雰囲気を良くし、各々がモチベーションを高くして働けるよう、個別に声をかけたり、挨拶などを明るく行ったりして、場の雰囲気を良くすることも重要な仕事の一つです。

 

※メキシコでの人材育成についてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

一般社員と管理職の大きな差

ここまで、管理職として求められる役割について見てきました。

ここからは管理職と一般社員との違いについてご紹介します。

 

一般社員の職責の範囲(営業担当の場合)

私は現在メキシコの駐在先で管理職として働いていますが、本社に戻れば一般社員で、メキシコの来る前も、営業担当として主に中南米を担当し、チリ、エクアドル、ペルー、ボリビアウルグアイなどの南米各国を飛び回る日々を送っていました。

仕事と言えば、この地域の営業関係の仕事で、実際に訪問し商談したり、日々の見積り、受注や売上処理を行ったり、出荷担当者と出荷の段取りをしたり、データ作成や報告書を作成したりというものでした。

当然、自分の担当以外の地域の業務や営業の業務以外のことは職責の範囲外と言うことで、言われたら手伝うけど、基本的には無関心、というスタンスでした。

 

※海外営業の詳しい仕事内容はこちら 

sumikuni.hatenablog.com

 

管理職と一般社員との仕事の違い

一方で、管理職として働くとなると、上述の一般社員のときのような、自分のお客さんを持って、そのお客さんとのやり取りを行うと言うことはほぼありません。

基本的に全体を見ながら、各担当者が客先とやり取りするのを管理し、必要があれば手助けするというスタンスです。

ですから、実際に見積りや売上の処理を行うことも無く、担当としての仕事はほぼありません。

お客様への訪問も部下の担当先を少しずつ回って、進捗を確認したり、難しいところが無いかを確認したりすることが主な目的となります。

つまり、仕事において自分が手や足を動かすことがほぼ無くなるイメージです。

一方で、職責の範囲は大幅に広がります。例えば私は日本では営業担当として営業の仕事しかしていなかったのですが、メキシコでは責任者として、営業、総務、貿易、販売、サービス・メンテの仕事を管理監督しています。

また、営業担当として担当していたときの顧客数の何倍もの顧客情報を把握し、それぞれの動きを逐次確認することも大切な仕事です。

一般社員としての仕事が「深く」だったとしたら、管理職の仕事は「広く深く」働くことなのです。

 

※海外駐在の仕事内容はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

終わりに

この記事では、管理職に求められる能力と役割について、実際に海外駐在先で管理職として働く中で感じた一般社員との差などを参照しながらご紹介しました。

管理職に求められる能力と役割は下記の通り。

・市場や社内状況を把握し全体の指針を決定できる

・部下の仕事を正確に把握し適切な助言ができる

・部下の育成をし、仕事を任せ、業績を評価し、チームのモチベーションを上げる

管理職は広い視点で、一般社員は深い仕事をするという違いがあり、それぞれが役割に適した仕事を行うのが大切なのかなと感じています。

 

 ※海外駐在で実践したことはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

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