京都で最も歴史のある五重塔が有名な醍醐寺。真言宗醍醐派の総本山です。
この記事では、豊臣秀吉が最晩年に催した「醍醐の花見」でも有名な醍醐寺の魅力と見どころをご紹介します。
- 京都で最も古い五重塔がある醍醐寺の見どころ紹介-三宝院や紅葉からアクセス情報まで
- 醍醐寺 伽藍エリアの見どころ
- 伽藍エリアは自然と建物が綺麗
- 醍醐寺 三宝院エリアの見どころ
- 醍醐の花見
- 醍醐寺へのアクセス
- 終わりに
京都で最も古い五重塔がある醍醐寺の見どころ紹介-三宝院や紅葉からアクセス情報まで
京都市伏見区にある醍醐寺は、京都で一番古い五重塔があるお寺として知られており、豊臣秀吉の最晩年の茶会、「醍醐の茶会」が催されたお寺でもあります。
醍醐寺は伽藍エリア(がらんエリア)、霊宝館エリア、三宝院エリアの3つのエリアに分かれており、短い時間で観光するなら伽藍エリアと三宝院エリアの2つがおすすめ。
伽藍エリアは特に紅葉が彩る無量寿苑が美しいエリアで、三宝院エリアは庭園が印象的なエリアです。
醍醐寺 伽藍エリアの見どころ
醍醐寺の敷地の中で最も広大なのが伽藍エリア。
伽藍とは「がらん」と読み、「仏道の修行者が集って修行する清浄で閑静な場所」のことを言います。
仁王門
伽藍エリアへの入り口にあるのが仁王門。
仁王は阿行と吽行の2人の像を指し、寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神として設置されています。
五重塔
醍醐寺で一番の見どころと言っても過言ではないのがこの五重塔。
京都府で一番古い五重塔で、平安時代の951年に完成しました。
金堂
本尊は薬師如来坐像で、病気の治癒や苦しみを取り除く仏様です。
弁天池
伽藍エリアの一番奥のほうにあるのが弁天池。秋には一面が紅に染まります。
この写真の左手に有る建物は弁天堂で、右手にある建物がお休みどころの寿庵。
弁天堂から池を挟んで向かい側にあるのが観音堂です。
無量寿苑
弁天堂の更に奥には無量寿苑というお庭があります。
今回は12月末に訪れたので、紅葉は散り、赤の絨毯となっていました。秋には木々が赤く染まり、美しい風景を楽しむことができます。
小川のせせらぎが心地よい空間でした。
美しい自然と庭園に癒されながら散歩を楽しむことができるのが無量寿苑の魅力です。
伽藍エリアは自然と建物が綺麗
伽藍エリアは自然が多く、建物と自然が美しいエリアです。
醍醐寺観光では、是非、伽藍エリアをのんびりと歩いてみてください。
醍醐寺 三宝院エリアの見どころ
三宝院エリアは、1115年に創建された三宝院を中心とするエリア。現在の三宝院は豊臣秀吉が1598年に催した醍醐の花見を契機として整備されました。
大玄関
散歩院エリアに入って直ぐに見えるのが大玄関。三宝院の入り口です。
表書院
大玄関の脇から三宝院庭園のほうに入ると、表書院という建物があります。
外からはこちらまで行くことができ、三宝院玄関から建物の中に入ると三宝院の内部を見学することが可能です。
今回は子どもが「お腹すいた」と言って三宝院玄関の畳で座ってしまったので中には入りませんでしたが、次回は中まで見学したいなと思います。
三宝院庭園
三宝院庭園はとても美しく、外から見学するだけでも価値がある庭園です。
青空と庭園がとても綺麗で心が洗われました。
醍醐の花見
醍醐の花見は、豊臣秀吉が1598年4月20日(慶長3年3月15日)に醍醐寺で催した花見のこと。
豊臣秀頼(子ども)、北政所(正室)、淀殿(側室)など、近親の者を初めとして、諸大名からその配下の女房女中衆まで、約1300人を召し従えた盛大なお花見です。
秀吉は醍醐の花見の後、約5か月後に亡くなりました。
この花見の為に、殿舎の造営や庭園の改修を実施、また、醍醐山の山腹にいたるまで、伽藍全体に700本の桜を植樹したといわれています。
花見に招かれたのは女性ばかりで、男性は、秀吉と秀頼の他には前田利家ただ一人がこの花見に参加し、他の諸大名は沿道の警備などにあたったそうです。
醍醐寺へのアクセス
私は車で山科のマールブランシュ ロマンの森で買い物してから醍醐寺に向かいました。マールブランシュは名神高速の京都東口から車で10分、醍醐寺はマールブランシュから車で10分です。
京阪バス:京阪バス22・22A系統「醍醐寺前」下車 / 京阪バス山科急行線「醍醐寺」下車
※マールブランシュ ロマンの森はこちら
終わりに
素晴らしい建物と庭園を見学することができる醍醐寺は、桜や紅葉など、季節によっても様々な風景を楽しむことができるお寺ですので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
※ぎふ清流里山公園の記事はこちら