日本のプロバスケットリーグであるBリーグの2部をB2と呼びます。
B2では個性溢れる名前を持つチーム16チームが毎日シノギを削っています。この記事ではそんなB2に所属するチームのチーム名の由来とホームタウンをご紹介します。
- BリーグB2所属クラブのホームタウンとチーム名の由来とは-プロバスケット BリーグB2所属16チームの名前はどんな意味?
- 東地区8チームのホームタウンとチーム名の由来
- 西地区8チームのホームタウンとチーム名の由来
- 終わりに
BリーグB2所属クラブのホームタウンとチーム名の由来とは-プロバスケット BリーグB2所属16チームの名前はどんな意味?
プロバスケットボールリーグであるBリーグの2部B2では、16チームがプレイしています。
全国各地のチームがホームタウンを拠点として活動しており、地域密着のリーグ運営に力を入れるBリーグ。Bリーグでプレーするチームの名前にはチームそしてサポーターの想いが込められています。
この記事では、2020年シーズンでB2に所属していたチームのチーム名の由来とホームタウンをご紹介します。
尚、2020年シーズンにB1,B3に所属していたチームに関しては次の2つの記事をご参照ください。
※B1のホームタウンとチーム名の由来一覧はこちら
※B3のホームタウンとチーム名の由来一覧はこちら
東地区8チームのホームタウンとチーム名の由来
Bリーグは東地区と西地区に分かれており、東地区には8チームが所属しています。
越谷アルファーズ-埼玉県越谷市
埼玉県の越谷市をホームタウンとする越谷アルファーズ。
2017-2018シーズンまでは大塚商会が母体のバスケットボール部で大塚商会アルファーズというチーム名で活動していました。
2018-2019シーズンからチーム名を越谷アルファーズとして活動を開始。チーム名の「アルファーズ」は、チームの母体だった大塚商会の商品名や関連会社の社名に「α(アルファ)」が多く使われていることに由来しています。
群馬クレインサンダーズ-群馬県前橋市
群馬クレインサンダーズは群馬県前橋市をホームタウンとして活動するチーム。
「クレイン」は英語で鶴を意味する言葉。群馬を象徴する「鶴舞う形の群馬県」を象徴しています。また、サンダーズは「雷」から命名しました。
鶴は日本の象徴とも言える鳥であり優雅な美しさと、器用さなどを連想させ、雷はまさに群馬の象徴でエネルギッシュでスピード感あるパワーを連想させる言葉。
「群馬県の誇りと夢を乗せ、日本一のクラブを目指すべく力強く優雅に羽ばたく」という想いが込められています。
仙台89ERS-宮城県仙台市
宮城県仙台市をホームタウンとして活動する仙台89ERS。
「89」という数字は仙台市のスタートを象徴する数字。というのも、ホームタウン宮城県仙台市は、1889年の「市制町村制」施行と同時に誕生。そして市制100周年にあたる1989年に政令指定都市となった歴史があるのです。
新しいプロバスケットボールチームが仙台市に誕生するにあたり、市民と球団が一体感を持てるようなチームでありたいという願いを込めて、チーム名称が89ERS(エイティナイナーズ)と命名されました。
ちなみに、数字に「ers」というのは変な感じがするのですが、実はバスケの本場アメリカのNBAには「Philadelphia 76ers(フィラデルフィア セブンティシクサーズ」というチームがあります。こちらの由来は1776年にアメリカ独立宣言が、当時の首都であったフィラデルフィアで行われたこと。
フィラデルフィアの愛称は「シクサーズ」ですが、仙台の愛称は「ナイナーズ」です。
もう一つおまけですが、実はNFL(アメリカのアメフトリーグ)には San Francisco 49ers(サンフランシスコ・フォーティナイナーズ)があり、こちらの愛称も「ナイナーズ」です。
茨城ロボッツ-茨城県水戸市,つくば市
茨城ロボッツは茨城県水戸市をホームタウンとして活動するチーム。
チーム名の「ロボッツ」は、元々ホームタウンであったつくば市が「ロボットの街」であることに由来しています。
ちなみに、NBAには「ロケッツ」というチームがあり、こちらはNASAのあるヒューストンが拠点です。
※ヒューストンとNASAの紹介記事はこちら
福島ファイヤーボンズ-福島県郡山市
福島県郡山市がホームタウンの福島ファイヤーボンズ。
チーム名「ファイヤーボンズ」は、燃え上がる闘志「ファイヤー」と「絆」「結束」を意味する英単語Bonds(ボンズ)に由来しています。
アースフレンズ東京Z-東京都城南地区
アースフレンズ東京zは、東京都の城南地区がホームタウン。
全ての方々がスポーツを『観る』『プレーする』ことを楽しむことにより、ユニバーサル社会実現の力になりたいという想いを表す言葉として、「アースフレンズ」というクラブ名が誕生。最後の「Z」は、究極の形に進化するという意味がこめられているそうです。
ちなみに城南地区は品川区、目黒区、大田区、世田谷区を指す言葉だそう。
パスラボ山形ワイヴァンズ-山形県山形市
山形県山形市のパスラボ山形ワイヴァンズ。
名前の「パスラボ」とは、人から人へのパスを開発する研究所という意味。「ワイヴァンズ」は、古の伝説のドラゴン「Wyvern(ワイバーン)」に由来しています。
ドラゴンのような荒々しい力強さを前面に出した攻撃的なプレーと、その反面、クールに状況判断をしながら、冷静に試合をコントロールしていくスタイルを目指すという想いが込められた名前です。
青森ワッツ-青森県八戸市
青森県八戸市がホームタウンの青森ワッツ。
チーム名の由来は、青森県の方言で「とても熱い」を「わぁあっつ」、また「力強く」や「スピーディに」を「わっつ、わっつど」、「わっつり」ということに由来。
熱く力強いスピーディなゲームを観戦し、選手もブースターも一丸となり、心も体もホットになろう!!という想いと青森への想いが込められたチーム名です。
西地区8チームのホームタウンとチーム名の由来
B2西地区は8チームが所属しています。
佐賀バルーナーズ-佐賀県佐賀市
佐賀県佐賀市をホームタウンとして活動する佐賀バルーナーズ。
チーム名である「バルーナーズ」は、佐賀を代表するビッグイベント「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」からちなんで命名されました。
バルーンのように佐賀県民の「夢」を乗せて、大空高く舞い上がり、B1昇格という夢を掴みたいという想いが込められています。
ライジングゼファー福岡-福岡県福岡市
福岡県福岡市がホームタウンのライジングゼファー福岡。
「ゼファー」とはギリシャ神話に出てくる「西から吹く風」の神。 ライジングは、「雷神」と、雷の神様という意味があります。
このゼファーとライジングを掛け合わせることで「風神」「雷神」がそろい踏みになり勝利を呼び込むようにという願いが込められた名前です。
熊本ヴォルターズ-熊本県熊本市
熊本ヴォルターズは熊本県熊本市がホームタウン。
クラブ名は熊本を象徴する火山「Volcano」と、水「Water」を組み合わせて作られました。
ファイティングイーグルス名古屋-愛知県名古屋市
愛知県名古屋市のファイティングイーグルス。
鳥の王者はイーグル(鷲)がチーム名の由来。
強い者の象徴であり、戦いに常に勝つという想いを込め「FIGHTING EAGLES」と命名されました。
ちなみに同じ名古屋市には名古屋ダイヤモンドドルフィンズが、愛知県の三河地方には三河シーホース、三遠ネオフェニックスというチームがあり、ファイティングイーグルスがB1に上がれば、これらのチームと熱いタービーマッチを繰り広げることとなります。
西宮ストークス-兵庫県西宮市
西宮ストークスのホームタウンは兵庫県西宮市。
クラブ名は公募で、コウノトリが県の鳥にも指定されていることから、コウノトリを表す英語「ストークス」と名付けました。
バンビシャス奈良-奈良県奈良市
奈良県奈良市がホームタウンのバンビシャス奈良。
バンビシャスは「 奈良にプロバスケットボールチームをつくる 」という大志をもとに、「 be ambitious 」の「 be 」を「 B 」としてバンビとかけて作られた名前です。
ちなみにB1には京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサと、個性溢れる関西のチームがあります。
香川ファイブアローズ-香川県高松市
香川ファイブアローズは香川県高松市をホームタウンとして活動するチーム。
「ファイブアローズ」という名前は、平安時代末期の武将・那須与一が現在の高松市内屋島で起こった屋島の戦いにおいて、「矢」(=アロー)で扇の的を射抜いた故事に由来。
「ファイブアローズ=5本の矢」とは、プロフェッショナルとしての意識、誇りと使命、信頼と絆、勇気、感謝を表しています。
愛媛オレンジバイキングス-愛媛県松山市
愛媛オレンジバイキングスは愛媛県松山市がホームタウンのチーム。
「オレンジバイキングス」は、愛媛県の特産品である「柑橘(オレンジ)」と「瀬戸内の水軍」が由来。
オレンジ色をクラブカラーとし、燃えるような情熱と、瀬戸内の水軍のような荒々しさを持って Bリーグという新しい海原に乗り込んでいくクラブの姿が名称に落とし込まれています。
終わりに
この記事では、プロバスケットボールリーグであるBリーグのB2に所属する16チームのクラブ名の由来とホームタウンをご紹介しました。
Bリーグは地域密着を目指すリーグで、選手との距離も近く、試合も目の前で観戦することができ、とても迫力がある試合を楽しむことができます。
地元のチームや興味があるチームを是非応戦してみてください。
※Wリーグのホームタウンとチーム名の由来はこちら