すみくにぼちぼち日記

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海外駐在で必要な英語力(語学力)はどのくらい?TOEICは何点必要?

海外駐在を希望しているとき、これから海外駐在に行くこととなったときに一番気になることは、いったいどのくらいの語学力が必要なのかと言うこと。私も赴任する2年前はどのくらいの語学力があれば駐在中問題なく仕事ができるのか、不安に思っていました。今回は駐在3年目の今実感している、海外駐在するときに必要な語学力について実体験を元にご紹介します。

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海外駐在で必要な英語力(語学力)はどのくらい?TOEICは何点必要?

営業職で海外赴任しているということで、会社でもリクルートに携わる機会が多くあるのですが、よく質問されるのが、どのくらいのTOEICの点数が必要かということです。

一般的にはTOEICで730点くらいあると海外での仕事がやりやすくなると言われています。ただ、個人的にはまずはTOEICで650点くらいを目指して勉強するのが良いかなと思います。というのも、海外で働くときに一番重要なのは基礎力です。言葉の仕組み、文法などをきっちりと頭に入れておけば、応用である専門用語を用いた会話やプレゼンも練習次第で問題なくできるようになれます。

私の場合、大学卒業時点でTOEICは850点、スペイン語はDele C1レベル(英検準1級レベル)、ポルトガル語が CEFR B2レベル(英検2級レベル) だったので、入社後は工場研修を経て海外営業として南米を担当することとなりました。出張ベースで年4-5回南米のチリ、エクアドル、ペルー、ウルグアイなどへ営業へ出かける日々を送り、その後27歳の時にメキシコの駐在員となりました。

TOEICの勉強方法

 TOEICの勉強方法としてお勧めなのは、ひたすら問題を解くこと。解いて分からないところは復習すると言う方法が一番効率的です。問題集は『公式TOEIC Listening&Reading問題集』だけあればOKです。この本のいいところはTOEIC本番さながらの問題集であるところ。この問題集で1つの問題を満点が取れるまで何度も何度も繰り返し練習すると力がつきます。

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6

 

語彙を増やす必要があるなと感じたら、『キクタン』シリーズで自分のレベルに合ったものを使用しながら勉強すると言いと思います。TOEICは難しい語彙が多いですが、基本的には経済や経営、営業、経理など企業活動でよく使われる単語が多いですので、意外と英検などに比べると語彙が易しいです(英検はあらゆる語彙を覚えなくてはなりません)。自分の目標に合ったスコアのキクタンを1冊準備し、その一冊を完璧にできるよう勉強してみてください。

 文法は文法はTARGETがお勧め。問題を解く、解説を見るという流れで説明されており、実践しながら学べるのが良いところ。また、文章内のどこを見たらその問題が解けるのかというとこまで端的に説明されています。

このTARGETの自分に合ったレベルで是非勉強してみてください。

TOEIC TEST英文法―TARGET 600

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  • 作者:森田 鉄也
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

注意点は問題集や単語帳を増やしすぎないこと。同じ問題集、単語帳を何周も解いて、覚えて、100%できるようになれば、確実に点数が取れるようになります。一方で沢山問題集を持って勉強するのはお勧めしません。点数UPには選択と集中が必要です。

また、TOEICは練習ばかりしていても始まりません。1年間で受けることができるTOEICを全て受けると、一回目のTOEICと最後のTOEICで驚くほど点数が上がりますので、TOEICは1年間、集中して何度も受けるのがいいと思います。

※海外駐在員が実践しているリーディング勉強方法はこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

職種によって異なる必要な語学力

一言で海外駐在と言っても、実際に行う仕事は様々です。総務部や財務部などから派遣される場合には、仕事は赴任先で社内向けに実施することが多いですが、営業部として派遣されるとお客さん回りが主になります。製造や技術の場合には工場内での管理業務や新ライン立ち上げなどがメインとなり、仕事も赴任先の自社オフィス/工場内となります。

この様に、配属される部署によってどのくらい赴任先ので外国の方と触れ合う機会があるのかが大きく異なっており、その頻度により必要な外国語能力も変わってくるのです。

ざっくりと職種別に必要とされる言語能力を考えてみると、総務、財務は中級レベル(英検準2級くらい)、技術は初級レベル(英検3級くらい)と技術的な専門用語、営業は中級-上級レベル(英検2級くらい)を目指したいところ。

日常会話とビジネス会話

外国で仕事をするときには外国語を使用することとなりますが、その外国語でも日常会話とビジネス会話というものがあります。

日常会話

日常会話の代表は、買い物に行くとき、ホテルに泊まるとき、レストラン注文するときに使う言葉。これらの会話は定型文さえ覚えておけば自然と上手くなります。

日常会話の中でも難しいのがスタッフやお客さんとの談笑。何故談笑が難しいのかと言うと、その会話の背景が分からないから。

例えば、「昨日NHK大河ドラマ見て、明智光秀役の長谷川博己さんが好青年で…」という日常会話、私たちからすると他愛も無い雑談なのですが、外国人から見るとどうでしょう。NHKってなに?大河?ドラマ?明智光秀長谷川博己さん??? と頭の中は????でいっぱい。最終的に分かるのは「昨日、何か見て、誰かが好青年だったのかな?」ということだけです。

この様な会話が海外では従業員間で、またお客さんとの雑談で頻繁に現れます。その度に、赴任地の文化や背景を良く知ることの大切さを実感します。また、雑談は基本的に複数で集まったときに交わされるものですので、「自分対誰か」ではなく、「誰か対誰か」の会話を聞き取るリスニング力も必要となります。

ビジネス会話

メーカー/専門商社営業(製品・サービス販売)

ビジネス会話と聞くと、何か難しいイメージですが、難易度としては上述の「談笑」よりも簡単です。なぜなら、営業先のお客さんも自分も話題に上る商品については良く知っていることが多いので、お互いに言葉を発せずにも分かり合えることが多くあるから。

特に技術的なことであれば数学や物理、化学の知識を使って数式や図面、化学式などを用いて説明することも容易です。

語学面で知っておきたいことは自身が販売する商品やサービスを英語や外国語で説明できるようにすることと専門用語を外国語で覚えること。それだけできれば会話はスムーズに成り立ちます。

金融/総合商社営業

金融や総合商社となると、より形式的な言い回しや所謂「知識層との会話に使える格式の高い語学」が必要となります。

この難しい言い回しなども勉強すれば獲得できますので、普段から現地スタッフに言い回しを確認したり、自分で勉強することでとても重要です。

日本で英会話や外国語会話を練習する

ご紹介した日常会話やビジネス会話をするためには、なんといっても練習が必要です。語学習得の真髄はインプットしてから直ぐにアウトプットの練習をし、自分で使える技術にまで昇華させること。

例えばTOEICの勉強で単語や熟語、文法などをインプットしたら、直ぐにその知識を使って文章を組み立て、書いたり話したりすることが非常に重要なのです。

そこで利用したいのが日本にある英会話教室。会社によっては英会話に通うと補助が出る制度が確立していたりするため、人事部へ確認すると良いと思います。私の会社もECCと契約しており、希望すれば補助金がもらえる制度がありました。日本には色んな英会話教室がある為、地元で通えるところを探すのが一番ですが、全国的に有名な英会話教室であるECCは個人的にお勧めしたいです。レベルに合わせたレッスンが受けられますし、何よりカリキュラムがしっかりしているのがいいところです。

海外赴任してから語学力を伸ばすことは可能か

 海外赴任を言い渡されたとき、全ての人が事前に準備できるわけではありませんし、例え英語の準備ができていたとしても赴任地で英語が通じるとは限りません。そうなると必要なのは赴任先で言語を習得すると言うこと。

実は、赴任先で言語を習得するのは、日本で勉強するよりも圧倒的に効率よく習得できる可能性があります。というのも、一日中その言葉を聞く環境にあるため、インプットの機会が非常に多く、また、話さなければ意思疎通ができない環境に放り出されますので、必死で会話の練習・実践することとなり、アウトプットの機会にも恵まれます。

この様に、海外赴任してからは否応無く語学を学ぶ環境下に入ることとなりますので、海外赴任してからも語学力を伸ばすことは可能なのです。

とは言え、実際には、赴任先では仕事が山のように待っていますし、中々語学の勉強に集中できないという場合も有ります。ですから、できれば日本にいる間にこつこつと語学の勉強をするのがいい方法ではないかなと思います。

英語圏以外に赴任した場合は英語で商談を行うのか

 英語圏以外の国に赴任した場合、ヨーロッパ以外では赴任地の言葉で商談を行うことが多いです。そのため、営業として赴任した場合、赴任地に合わせて言語の習得を目指す必要があります。

 私が赴任しているメキシコでも、基本的には商談するときはスペイン語で行います。また、勤務している会社のミーティングもスペイン語、ユーザーへのプレゼンもスペイン語です。

一方、英語が通じて且つ相手が英語を好む場合、もしくは相手がスペイン語が分からない場合などには英語を用いて会話をしています。非スペイン語圏の資本が入っている企業の上層部との打ち合わせなどがその一例です。

営業職で赴任しても英語(外国語)を使わないことも

ちなみに、営業職で赴任しても外国語を使わないという場合が2つあります。

日系企業を担当し先方の担当者が日本人

②通訳がつく

この場合、海外赴任したのに日本語しか使わないということになります。しかし、知り合いの中には通訳さんが訳した言葉が本当にちゃんとしているのかを確認したいからと言うことで、独学で現地語を学んだ方もいらっしゃいます。たとえ機会がなくても、自分から学ぼうと常に挑戦する姿勢は私も見習いたいなとその方を見て思いました。

実際に駐在して語学面で困ったこと

私が実際にメキシコに駐在し語学面で困ったことは、ずばり、料理の名前が分からないことです。

私はメキシコに駐在する前に中南米を営業で回っていたので、専門用語やビジネス英語/スペイン語はできる状態だったのですが、メキシコ料理の名前が全然分からないのは盲点でした。メキシコ料理の名前が分からないと、頼んだものがアレルギーや好き嫌いで食べられなかったり、想像と全く異なる食べ物が出てきたりと大変です。特にアレルギーが有る場合などには、しっかりと料理の名前を覚えてレストランを利用するのがお勧めです。

他にも、肉の部位の名前が分からないのも困りもの。私は肉は肉屋で量り売りしてもらうのですが、肉の部位の名前が分からないのでいつも携帯で検索しながら肉を買っています。できればちゃんと覚えて不自由なく生活したいなと思っていますが、中々覚わらないのがなぜだかとても悲しいです。

 

 まとめ

途中余談も挟みましたが、海外駐在で必要な語学力についての纏めは下記の通りです。

①必要な語学力は一般にTOEIC730点

②現時点で730点無い場合も、できれば650点くらいを目指したい

③現地での会話は日常会話とビジネス会話があり、雑談が最高難易度

④赴任先でも語学力を上げることは可能だが、できれば赴任前に準備したい

また、勉強については、

TOEICの公式問題集を点が取れるようになるまで解く

キクタンで単語を覚える

③日本にいるときに英会話教室にいく

の3つを是非実践してみてください。

 

終わりに

今回は海外駐在で必要な英語力についてご紹介しました。海外駐在では確かに語学力が必要ですが、だからといって語学力がなければ駐在できないということはありません。たとえ語学が苦手だったとしても、情熱があれば必ずレベルアップできます。海外駐在は大変なことが多いですが、とてもいい経験もできますし、何よりやりがいがあるお仕事です。是非、語学が得意な方はそのままに、語学が苦手な方も少しずつ勉強して、海外駐在に備えてみてください。

 

※海外駐在でおすすめなクレジットカードはこちら

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※海外駐在のメリットはこちら

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