コロッセオやカラカラ浴場、サンピエトロ大聖堂などで有名なイタリアの首都ローマ。ローマで話されるイタリア語はスペインで使用されるスペイン語やカタルーニャ語、ガリシア語と兄弟言語で、ロマンス諸語と呼ばれます。このロマンス諸語はラテン語が起源の言語を指し、フランス語、ポルトガル語、ルーマニア語もこの仲間とされています。それぞれ特徴があり、例えばスペイン語だと、アラビア語からの借用語が多いという特徴があります。これは、レコンキスタ(国土回復運動)以前の756年から1031年にイベリア半島にイスラム国家である後ウマイヤ朝という王朝が興り、支配していたため、その頃使用されていた言語がスペイン語に影響したといわれています。
そんな兄弟言語のイタリア語が使用されるイタリアへ行ってきました。ちなみにイタリア語はゆっくり話してもらえればなんとなく分かるかな?という感じでした。
今回はそんなヨーロッパを古くから支えていたローマをご紹介します。
- バルセロナから飛行機で
- ローマ空港からは電車が便利
- コロッセオ-ローマ一番の見所
- コンスタンティヌス凱旋門
- ローマの遺跡
- ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂
- トレビの泉
- サンピエトロ大聖堂
- バチカン美術館
- システィーナ礼拝堂
- 真実の口
- スペイン広場
- ローマにきたらピザとジェラートを
- 終わりに
バルセロナから飛行機で
今回は一泊二日の日程です。サンティアゴからバルセロナ空港を経由してローマへ。
バルセロナ空港。早朝すぎで誰もいません。サンティアゴからスペイン国外へ旅行する際、よくこの空港で乗り換えました。その辺の椅子を並べて上で寝てました。
ローマ空港からは電車が便利
そんなこんなでローマ空港に到着。空港の電車で街中へ向かいます。
まずはこの写真の中央にある券売機でチケットを購入。ヨーロッパの電車はチケットを買わなくても乗車できてしまうシステム(改札がない)ですが、チケットを買わずに乗車すると取り返しの付かない事態になりかねない為、注意が必要です。
こちらが町へつながる電車。
コロッセオ-ローマ一番の見所
ローマ到着後にまずやってきたのがローマの顔とも言えるコロッセオ。映画「グラディエーター」にも登場した、あの建物です。
コロッセオの中はこんな感じ。古代ローマ時代が目の前に広がります。
コロッセオから眺めた外の風景。
コロッセオから眺めた風景はとても美しいです。
コンスタンティヌス凱旋門
コロッセオの直ぐそばにあるコンスタンティヌス凱旋門。315年に建てられたといわれています。
ローマの遺跡
ローマには当時の面影を残す遺跡が。
ローマ遺跡はとても広く大きいです。
丘陵地になっており、上からの眺めは絶景。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世祈念堂は首都ローマの中心地に位置しており、ヴェネツィア広場とカピトリーノの丘の間に建設され、1911年に完成しました。
トレビの泉
そして、ローマといえばトレビの泉。
中央には水を司るネプトゥーヌスが立っており、左に豊饒の女神ケレース、右に健康の女神サルースの彫像が配置されています。
サンピエトロ大聖堂
ローマの中にある世界一小さな国バチカン。そのバチカンに在るのサンピエトロ大聖堂はカトリックの総本山です。
サンピエトロ大聖堂、かなり並びます。
外観もとても美しい。
バチカン美術館
バチカン美術館は歴代ローマ教皇の収集品を収蔵展示する世界最大級の美術館です。
バチカン美術館でのお勧めは「パリスの審判」像です。(自分ではこれはパリスの審判像と思っている)ホメロスの「イリアス」によって伝えられている、トロイア戦争のきっかけとなった一番面。トロイア(トルコらへん)の王子パリスが3人の女神の中から愛欲の女神ヴィーナスに「世界一美しいものへ」と書かれたリンゴを渡したところ、見返りに絶世の美女であるスパルタ王妃ヘレネを手に入れました。しかし、スパルタの王の怒りを買いトロイア戦争が勃発。トロイアを滅亡に追い込むことになります。
このトロイア戦争で逃げ延びたアイネイアスという王子がローマ地に国を建国したことでローマが誕生したといわれています。
トロイア戦争がらみでもう一作品お勧めなのが「ラオコーン」。ミケランジェロも影響されたという作品。ミケランジェロは最後の審判で一番よく知られていますが、本業は実は彫刻家だったのです。
天井画も見事です。
バチカン美術館といえばこの螺旋階段も見逃せません。
※バチカン美術館の作品紹介はこちら
システィーナ礼拝堂
そしてミケランジェロの大作『最後の審判』を見ることができるのがシスティーナ礼拝堂です。
内装がとても美しい礼拝堂でした。
真実の口
そして真実の口はこちら。
スペイン広場
ローマの休日の舞台スペイン広場。
上からの景色はこちら。
ローマにきたらピザとジェラートを
ローマにきたら是非本場のピザを召し上がってください。お店に拠っては観光客用に高い値段で提供しているところもありますが、基本的には1枚5ユーロほどで頂くことができます。
そしてジェラートもお勧めです。
終わりに
今回はイタリアのローマをご紹介しました。ローマは遺跡や大聖堂、美術館など、観光できる場所が本当に沢山ありますので、是非一度足を運んでみてください。
※ローマの歴史はこちら