すみくにぼちぼち日記

メキシコ生活や欧米旅行記、語学、大学、美術館について

JALグローバルクラブ(JGC)会員への道

JALグローバルクラブ(JGC)とは

航空会社のマイレージプログラムを調べていると、JALグローバルクラブ(JGC)という言葉を耳にすることがあります。JALグローバルクラブ(JGC)とはなんでしょうか。この仕組みが難しくて理解するのがなかなか難しいです。

色々調べた結果わかったのが、JALグローバルクラブ(JGC)とは、JAL便を沢山乗ることで得られる上級ステータスを永久に保持し続けることができる、JALカード所有者のことだということです。

各航空会社には、独自のステータスステージがあります。例えばJALだとクリスタル、サファイア、ダイヤモンドとランクが上がっていきます。デルタだとシルバーメダリオン、ゴールドメダリオン、プラチナメダリオン、ダイヤモンドメダリオンとなります。

つまりどれだけ沢山JAL便を利用したかによってその回数に応じてステータスが割り振られるということです。

通常、一年間にその航空会社が運行するフライトにどれだけ乗ったかを積算し、ステータスが割り振られますが、このステータスには2年や3年など期限が定められているのです。そのため、今年は沢山乗ったけど、その後飛行機を使わなくなったとしたら、いつのまにかステータスが無くなってしまいます。このステータスの消失をお金を払って防げるのが、JALグローバルクラブ(JGC)というわけです。

 

JALグローバルクラブ加入のための条件

それではJALグローバルクラブに加入するためにはどうすれば良いのでしょうか。この条件というのが、JALマイレージプログラムでサファイア会員になるというものです。JALホームページに詳しい記載があります。

https://www.jal.co.jp/jalmile/flyon/status_conditions.html

このホームページによると、サファイア会員になるためには、

1月から12月の間に50,000フライオンポイント(うちJAL便で25,000フライオンポイント)以上、若しくは50回以上(うちJAL便で25回以上)の搭乗➕15,000フライオンポイント

が必要となります。

ここで注意したいところが、うちJAL便で…というところです。このフライオンポイントはJALと同じワンワールド(航空会社が加盟するグループ、野球のセリーグパリーグみたいなもの)加盟航空会社の便に搭乗しても溜まるのですが、JALが運行するJAL○○便に上記分搭乗しない限りステータスが手に入りません。

私も南米担当中にアメリカンばかり使っていたところ、クリスタル会員になれるくらいのフライオンポイントがたまっていたのにも関わらずステータスを獲得できないことがありました。

上記の条件を満たした上で、JALカードのクラブAカード以上のカードを所有すると、JALグローバルクラブに加入できるというわけです。ちなみに、同じ年会費を支払うことで家族会員にもなることができるので、非常にお得です。

 

③ステータス獲得の良いところ

ところで、このステータス、持っていて何がお得なのでしょうか?

実はステータスはただの称号ではなく、様々な特典が、ステージごとに用意されています。

例えばデルタのステータスを持っていると、同じスカイチーム加盟航空会社の便を利用の際に座席のアップグレードがあったりします。

JALでは、預けた荷物の優先取り扱い、優先搭乗、チェックイン時にビジネスクラスと同じプライオリティレーンを使えるなどなど。さらに、サファイア会員(JALグローバルクラブ)になると、なんとサクララウンジが使えるようになります。成田空港で国際線に乗り換える際に利用できると待ち時間もゆったり過ごすことができます(食事も豪華!)また、このサクララウンジはプライオリティパスでは利用できないラウンジですので、サファイア会員の特典としては存在感が高めです。

 

※桜ラウンジについてはこちら

sumikuni.hatenablog.com

 

サファイア会員になるにはどれくらい大変か

JALグローバルクラブの内容が掴めたところで知りたいのが「じゃあどれだけ飛行機乗れば良いの?」というところですが、この年間50,000フライオンポイントまたは年間で50回搭乗はかなりきついです。現在メキシコ駐在中で月2回ほど飛行機で出張がありますが、往復で2回、月4回搭乗するとして年間で48回で、まだ足りません…しかも半分をJAL便利用…そこで巷ではJGC修行なるものに挑戦することでクリアする人もいるそうです。この修行は、休みの日に何度も飛行機を乗り継ぎ50回をクリアするというもの。まさに修行!

私はというと、完全なる正攻法で取得しました。日本南米間の往復です。(仕事で南米出張が多かったため)

日本南米間の往復は時差の関係もあり行きは2日、帰りは3日かかります。日本からアメリカが10-12時間、アメリカから南米が8-12時間かかる距離です。これを年間4往復しました。一回250,000円ほどしますので、取得に1,000,000円ほどかかった計算となります。

取得にはかなりのお金と時間がかかるのですが、出張や旅行が多かったり、修行も厭わないという方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。