すみくにぼちぼち日記

メキシコ生活や欧米旅行記、語学、大学、美術館について

メキシコの若者と政治への興味

2018/7/2にメキシコで大統領選が行われ、モレノ党の左派アンドレス・マヌエル・ロペスオベラドール氏が勝利した。

 

この大統領選の結果自体に興味があるわけではないのですが、

大統領選前の従業員たちの会話に感動しました。

 

普段は会社の近くのタコス屋でお昼を食べるところ、その日はたまたま従業員が昼食をとる部屋に一緒に居ました。メキシコ人らしくトルティージャ(タコスの生地)を持参してお弁当を食べているところにメキシコに居るんだなーと感動していたのですが、話はだんだん大統領選へ。

 

日本で選挙があったとしても、私の周りで、「この候補は…、こっちの候補は…」という話をしている人はおらず、私もしたことがありませんでした。

 

ただ、この日、彼らは22歳から28歳が大半で30代のスタッフが1人いるだけという、サッカーチームのような年齢構成にも関わらず、「自分はこの候補、なぜなら…」と談笑していたのです。

メキシコ人にとって政治が近い存在であること、政党ごとの主張まで知っていることにい驚きました。

 

彼らに、「みんなすごいね、政治のことに興味持って、政党のことも良く知ってて」と声をかけたところ、「国の将来のことだから」とのこと。

最近は若い政治家も増え、人口ピラミッドも正三角形に近いこともあって、若い人も将来に期待しているのかなと思いました。

最後に言われた言葉が印象的です。

「日本はいいね、将来のことをそこまで心配しなくても、安全に暮らせるから」