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兄弟構成から考える処世術-長男長女・真ん中・末っ子によって上司や部下への接し方を変えてみよう

仕事で物事を動かす時、誰にどうやって仕事を任せるかを考えということは、その仕事が上手くいくかいかないかを決定する重要な要因です。 

仕事を部下に任せる場合や、上司と接するときに相手の兄弟構成を考えながら接してみると、上手に仕事で立ち回ることができます。

この記事では、兄弟構成による性格の差や上司・部下との接し方を語紹介します。

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兄弟構成から考える処世術-長男長女・真ん中・末っ子によって上司や部下への接し方を変えてみよう

会社ではチームリーダー、班長、係長、課長など各々が様々な役割を果たしながら仕事が進みます。課長にはこの役割、係長はこれと人々はその時その時に応じた立ち振る舞いをすることとなります。

 人間はふと自覚した時から死ぬまで自然と体に染み付いた形で果たしている役割もあります。それが兄弟構成の中での役割です。長男長女として育った人間は一生長男長女、次男次女(真ん中)は次男次女、末っ子は末っ子、一人っ子は一人っ子なのです。

今回は家族の中の役割がどのようにその人の行動に影響を与え、そしてその影響を上手く生かしながら仕事を進めていくためにはどうすればよいのかについて考えていきたいと思います。

 

兄弟構成による異なった特徴

兄弟構成は人の特長に大きく影響を与えます。

家庭での役割に注目しながら仕事を進めらことで、先輩や上司との軋轢を回避し、後輩や部下に生き生き働いてもらえる環境を作ることができます。

では、兄弟構成によってどの様な特徴があるのでしょうか。

 

長男長女の特徴とは

まず、長男長女ですが、責任感が強く、細やかな気配りができ、周りから頼られやすいです。部下の場合は安心して仕事を任せることができますし、上司の場合は面倒見の良い上司となります。

一方、人に頼るのが苦手で、仕事を抱え込みがち。一人孤軍奮闘してしまい疲弊することもあります。また意外に頑固な一面もあり、自由奔放な次男次女に辟易することも多いです。

長男長女は不器用に思われますが、実は兄弟の仲で経験することはすべて初めてという状況で育っているため、新しいことでも恐れず挑戦します。それ故に一度や二度失敗することがありますが、それは挑戦した結果であって、その失敗を持って不器用と評する必要はありません。

 

次男次女の特徴とは

次男次女は自由奔放で革新的なアイデアを生み出すことが得意な開拓者です。

自分自身の努力と能力を最大限に発揮し、誰も考えつかないような新しいことに挑戦します。上司の場合はカリスマ性を武器に引っ張って行くことができますし、部下の場合は自由に考えさせると予想もしない結果をもたらしてくれます。

一方で自分にとって大切なことには注力しますが、大切でないところは疎かになりがちで、周りから見るとミスや抜けが多いと思われがちです。そして、プライドが高いため、それを指摘されると反発してしまうことも多いです。

 

末っ子の特徴とは

末っ子の特徴は要領がよく、周りを常に観察し、効果的に相手に甘えることができることです。また、平和主義で周りの空気が悪くならないように実は気を配っています。

上司の立場ではチームに仕事を任せるのが得意で、適材適所の人員配置を考えることができます。部下にした場合には任された仕事はいとも簡単に完璧にこなします。

一方で自ら率先した行動は苦手で、放っておくと全く動きません。

末っ子の要領の良さは年上の兄弟の失敗と成功を見ていることで育っていきます。つまり、自分が経験する新しいことは既に誰かが成功したことのリピートなのです。

ですので、要領はとてもいいのですが、ゼロから何かに挑戦するということが苦手な一面もあります。

 

兄弟構成の違いによる特徴を知り仕事に生かす

このように兄弟構成は人の行動に大きく影響しますが、この特徴を上手く使えるようになるとと仕事がスイスイ進んでいきます。

ここからは会社の中でこの兄弟構成の特徴に応じてどの様に振舞っていけばよいかをご紹介します。

 

長男長女上司の場合

兄貴、姉貴肌のため、甘えられるのに弱いです。自分の弱みを見せることで彼らの世話好きの心をくすぐることができます。また、一人で抱えることが多いため、甘えながらも積極的に助力することで、信頼獲得に繋がります。

年下の兄弟と育ってきたため、多少部下や後輩が生意気でも広い寛容な心で受け止めてくれるでしょう。

 

長男長女部下の場合

後輩として下についた時から積極的に仕事に取り組みます。気がきくため、後輩として安心して仕事を任せることができます。細やかな気配りができ、頼れるパートナーとなることでしょう。

一方で細かなミスなどにも気付いてしまうため、プライドの高い真ん中の下に着いた場合には煙たい存在となるかもしれません。

また、家族で自分より上の存在は両親しかおらず、両親も長男長女には同士として弟妹の世話をさせるため、上からものを言われることに慣れていません。高圧的な指示や押し付け、筋が通らない指示は大きな反発を招くことになるでしょう。

さらに、育成のためであっても、簡単な仕事を振られると、「こんなこと自分でやってよ」と思われてしまうことも。指示するときにはその指示の意図を明確に説明することが重要です。

 

次男次女(真ん中)上司の場合

1人でグイグイ突き進むタイプの上司です。革新的なアイデアをもつアイデアマンです。尊敬の念を存分に示し、彼らの独創性を肯定することで、より良い関係を築くことができます。

一方で細かいミスややり残しが多いため、さりげなくフォローしましょう。ただし、そのミスを露骨に指摘するとプライドを傷つけ、関係悪化は必至。ミスしたことを伝えたい時には、分からないから教えてくださいというスタンスで教わりながら自分で気づいてもらうと上手く進めることができます

 

次男次女(真ん中)後輩

自由奔放な一面を見せる反面、仕事を任せると創意工夫を凝らし、思いもよらぬ素晴らしい結果を出してくれます。ただイデアの否定は禁物です。

「せっかく考えて仕事したのに、否定するなら最初っから頼まないで」と反感をもたれる結果となるでしょう。

仕事を任せ、褒める。軌道修正が必要なら一緒に考えて本人に気づかせると良好な関係を気づきながらも高いレベルで仕事を進めることができるでしょう。

自分の行動に絶対的な自信があるため、褒めておだてて伸ばすのが効果的です。

 

末っ子上司の場合

末っ子上司はチームのメンバーに仕事を任せ、本人がどんなに優秀であっても「自分はできないからみんな助けてね」というスタンスです。
これまでの人生で甘えられたことが無いため、甘えられるとあたふたしますいい先輩感覚でほぼ対等な目線で接するといいでしょう。
ただし、ちょっとでも生意気と感じられたら最期、年下に慣れていない末っ子は表面に出さずとも、非常にいらいらいているのです。同じくらいの目線で接すると同時に、相手を敬うことも忘れないようにしましょう。
教えたがりの一面も持ち合わせており、分からないことを質問すれば丁寧に教えてくれます。
 

末っ子部下の場合

末っ子部下は基本指示待ちです。特に誰かの下についたときには率先した行動を望んでも全く動きません。
家族内で蝶よ花よと育てられ、椅子に座ればごはんが出てくる、のどが渇けば飲み物が出てくる生活を送っているため、誰かがやってくれるのが普通になっています。
また、末っ子の後輩がやらないからとやってあげている間は、末っ子は「やってくれるならやってもらおう、出しゃばるのも悪いし」と言う感覚で余計何もやらなくなります。一方、やり方を教え、役割を与えてあげれば要領よく正確に仕事をこなします。
末っ子は何も行動しない代わりに周りを観察しているため、自分が行動するときには他の人の失敗や成功などが既に頭に入っているのです。
従って、末っ子を放置し、自発性を期待すると、何もしない彼らにいらいらが募りますが、しっかり説明して、仕事を任せることで、中に眠っている才能を開花させてあげることができます。
ちなみに、末っ子は上から言われるのに慣れているため、多少理不尽な指示や、簡単な仕事を頼んだときにも嫌な顔一つせずに快く引き受けてくれるでしょう。
  

最後に

この記事では、兄弟構成による性格の差と長男長女、真ん中、末っ子の上司部下との接し方をご紹介しました。
兄弟構成は人格形成に非常に大きな影響を与えています。長男長女、次男次女、末っ子の特徴をうまく利用することで、組織内で良好な関係を築くことができるとともに、物事がうまく動いていくことになるので、是非兄弟構成を頭に入れながら接し方を工夫してみてください。
 
※仕事を早く正確に終わらせるコツはこちら 

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※報告書の書き方はこちら

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